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2005年02月25日(金)
本2冊+α

■『保険金殺人 死体の声を聞け』上野 正彦

『死体は語る』で有名な、元監察医の著作。多分全部読んでる気が…。

著作が増えると流石にネタが被ってくるのですが、この本は保険金目当ての偽装殺人を検死によって見破った事例がまとめられています。偽装しても、死体が「私は殺されたのだ!」と語りかけてくる。その為に監察医制度はなくてはならないものです。法医学者と監察医の微妙な違いも書かれていて興味深かった。検死はやはり現場での経験が大事なんですね…。

巻末に『黒い家』の著者、貴志祐介氏との対談が収録されています。どちらも現場経験者なので興味深い内容でした。あんまりディテールを細かく書いてしまうと、それを参考にした犯行が出て来ることもあるので、いかにぼかすかという話も。

そういえば、以前上野さん、重しをつけた死体を海に沈めても、大量のガスが発生して浮いてきてしまうんで無駄!って書いていたなあ。想像以上の浮力だそうです。具体的に何kgの重しだったら大丈夫って書いたら参考にされちゃうので書きませんって。でも、冷蔵庫を重しにしたくらいじゃあ簡単に浮きますよーだって。

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■『続 今昔物語ふぁんたじあ』杉本 苑子

で、『保険金殺人 死体の声を聞け』に「日本には昔から毒殺が多くて…」と書いてあったんだけど、これ読むとまあ毒がらみのいざこざが多いこと!そしてモロ遺産目当ての偽装殺人の話がありましたよ…。監察医制度など当時はありませんから、いろんなひとが自然死や事故死と見せ掛けられて殺されていってたんでしょうなあ…。

『傾く滝』を読んで、このひとの面白い!読みやすい!と言っていたらジェンヌが貸してくれました。ありがとー。ホントおもろいわ…文体もそうなんだけど、情景描写の間にさりげなく時代考証の説明がうまい具合挟み込まれているので親切だし、とにかく読みやすい!

動物の恩返しものも多い。かいこといぬの話が面白かったなあ。ちっちゃい頃かいこ飼ったことあるよー、ちゃんと繭になって成虫になったよー。成虫は何か気持ち悪かったんで(酷い)かいこが元々いたところに戻しちゃった。結構かわいいよねかいこ…手触りもさらさらしてて。しかし昔は毛虫とか青虫とか平気で飼ってたりしたんだけど今はダメだ…何で触れたんだろう。芋虫は昔からダメだった…。

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■えええー
QOTSA、Josh吐血でヨーロッパツアー中止
だだだ大丈夫なんですか…あの丈夫そうなジョシュが!診断によるとインフルエンザだそうですが。お大事にー

■えええー2
KORN、Brian "Head" Welchがバンドを脱退
うわー結局オリジナルメンバーでのKORNは一度しか観られてないよ!(泣)NKはチケット持ってたのに仕事で行けなかったし…。ヘッドの第一印象は「ハジけすぎてギターに頭突き(だったよね?)、血まみれのままで演奏を続ける@フジロック'98」で、ヤンチャなイメージがあったのですが神の道に進むとは…。まあ別々の道を進んでも末永く仲良くね…

■えええー3
NEW ORDERが日本語詞に初挑戦!
バーニーが日本語で唄うのか!わああ!日本語詞はアジカンの後藤くんが書いたそうです。
日本ものと言えばPET SHOP BOYSが欽ちゃんの仮装大賞ビデオクリップ(これ面白過ぎた)を作っていたなあ…BEN FOLDS FIVEの「金返せ」ってのもあったなそう言えば(笑)