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2004年03月14日(日) ■ |
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『VOCA展 2004』 |
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『VOCA展 2004』@上野の森美術館
中山ダイスケ氏の新作が佳作賞を受賞したとぴあに載っていたので、おお!と思っていたところ、上沢さんからもお知らせを頂いたので行ってきました。
デカい平面作品が2点。ぴあ誌面の写真でも、明らかに今迄のシリーズを踏襲した上で違うところへ行った、と感じられたが(様相が違う!絵としての圧力が違う)実物を観ると圧倒されることしきり。このひとの平面でこんなに大きいのは初めて観たような気が…立体では随分大きいものも多かったけど。いろんな要素のつまった抽象画のように見えるが、その要素ひとつひとつを良く観ると、中山さんの興味があるもの、好きなもの、気になっているものが浮かび上がってくる。そうそう、サッカー好きだよね。円形、煙、火、鳥、ビル群。…9.11の時のことを思い出した。
あの時中山さんはN.Y.に在住中で、しかもグラウンドゼロの近所にいた。
[TOWN ART GALLERY]『目には見えない絵』中山ダイスケ
当時のインタビュー
それを読んだ頃の自分の日記
かわいい振りをして噛みついてくるような怖さがこのひとの作品にはあるが、今回もそれは感じた。やはり怖い。でもひとなつっこい。だから何とかコミュニケートしてみたい。それは結構難しい。けれど、コミュニケーションを諦めてはいけないと言われている気もする。フロアでしばらく立ち尽くした。
VOCA賞の前田朋子さんの作品はかなり好きでした。今手塗りでこういうのを見るとホッとする。CGに目が慣れ過ぎているんだなあと思う。VOCA奨励賞の小柳裕さんの作品にもそれは感じた(これ、事前に見た印刷物では質感が伝わらなくて写真作品だと思ってたよ!)同じく奨励賞のSASAKIさんの作品は草間彌生さんを連想させるものが…わっ、これ全部手描きか、怖っ!って言う(笑)…クサマトリックスいつ行こうかな、混んでるだろうなあ。
印刷では出ない質感が楽しめて面白かったです。足を運んで良かった。27日に、作家本人が 作品解説をする企画があるそうだが参加出来ない、残念。
いい陽気で上野公園の桜のつぼみも膨らんでました。数週間後にはここが盛大な花見会場になるんだなあ。
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