I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
MAIL
HOME
|
|
2003年11月01日(土) ■ |
|
東京国際映画祭『アイデン&ティティ』 |
|
『アイデン&ティティ』@シネフロント
始まりました東京国際映画祭。そしてGWにエキストラとして参加することが出来た『アイデン&ティティ』が初公開(試写とかではなく、一般にと言う意味で)!以下ネタバレしてます。
■エキストラに参加した時のレポートはこちらからどうぞ↓ 川崎編 横浜&蒲田編(蒲田編はstar-sさんによるレポートです)
やー、あのねえ、泣いてしまいましたよ。観たタイミングも何と言うかドンピシャ過ぎまして。ミッシェルのこととかいろいろ思い出しちゃって。しかも知ってるひとは知っているチバユウスケ氏の名言「おまえらが日本のロックをダメにしたんだ!」って台詞が!笑えるシーンだったのにここでもう泣いちゃったじゃねえかクドカン!憎いことしやがってクドカン!(泣)
クサイことを真顔で書いてしまうと、日本でロックをやるってやっぱり難しいよ。でもね、いい曲はいい曲だし、いいものはいいものだよ。そういうのってあるんだよ。格好いい日本のロックを見せてくれるひとたちってのは、絶対いる筈なんだ。
ミッシェルの幕張後の打ち上げで、そのチバくんへのアンサージョークとしてウエノくんが「おまえらが日本のロックを良くしたんだ!」と言ったそうだ。そういうことが出来るバンドって、絶対ある筈なんだ。
と言うわけですっかり冷静に観られておりませんが。日本のロックが好きなひと、いや、ロックと呼ばなくてもいい。音楽が好きなひと。そして、1990年代初頭のバンドブームを知っているひとは絶対グッとくるものがあると思う。ドンくさいところもちゃんとドンくさく描いている。そこがいい。情けなくて、でも憎めない、愛おしい作品。
勿論一般公開も観に行きますよ。その時にもう少し落ち着いて観られるといいな。
****************
上映後に田口トモロヲ監督参加のティーチインが行われました。
「もう親バカになってて。どのシーンも好きだし、全部愛おしいんですよ、子供のようで」 「準備に3〜4年かかったので、企画が止まっている時、モチベーションを維持するのが大変だった。資金を出してくれるひとが見付かった時は嬉しかった」 「一般のお客さんと一緒に観たのは初めてだったけど、笑いどころが全然違っていたので驚いた。スタッフだけで観ている時とは笑いの反応が全く違った」 「峯田くんは本当に素晴らしかった。同じシーンを何テイク撮っても、全てを全力でやってくれた。それに共演者も引っ張られた部分があると思う」 「(カメオ出演の浅野忠信さん、村上淳さんたちについて)皆『アイデン&ティティ』の原作のファンで、出たいと言ってくれて。忙しいスケジュールの合間を縫って来てくれた」
司会の方が、「時間はかかりましたけど、でも、今だからこそ脚本が宮藤さんだったり、主演が峯田さんだったり、と素晴らしいひとが揃ったんでしょうね」と言うと、「そうですね…うん、そうですね」と感慨深げに頷いていました。
|
|