I'LL BE COMIN' BACK FOR MORE
kai
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2003年06月21日(土) ■ |
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『ロスト・イン・ラ・マンチャ』 |
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お昼は日本科学未来館へ。「毛利(衛・館長)さん、いないよねえ〜」なんて言いつつ入場したらいきなりロビーにいたんでビックリする。うわ〜宇宙に行ったひとだよ!と感動(笑)
本物のASIMOが丁度デモンストレーション中。かわいい!拍手が少ないとスネるのな(笑)「人間には簡単ですが、ロボットにとっては二足歩行はとても困難なことなんですう」と言われましたよ。変速歩行やボックスステップ(!)も披露してくれ、大いに皆の笑顔をさらっていってました。かわいいよ…。
SUPER-KAMIOKANDEも観られた。係の方が懇切丁寧に説明してくれたんですが全っ然その仕組みはわからなかった…友人が「説明出来るってのがもう凄いですよね〜」と言ったら「これでお金貰ってますからね!」と苦笑されました(笑)とりあえず「ノーベル賞のやつだよ!」とべたべた触る。
宇宙に行ったひとたちの写真が年代別に飾られている通路があって、最初に宇宙船に乗せられた生物・犬のライカの写真もきちんと飾られていました。
企画展は『時間旅行展』で、岩井俊雄氏や佐藤可士和氏の関わった作品もいくらか観られました。面白かった〜1日では見切れない〜。また行きたいなあ。
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『ロスト・イン・ラ・マンチャ』@シネ・アミューズ EAST
りんかい線が直通になったので、お台場地区から渋谷迄、20分ほどで移動出来てしまう。便利〜。ようやっと観ることが出来ました。テリー・ギリアム監督、最新作の制作ドキュメント…になる筈だった作品。
こ〜れ〜は〜つ〜ら〜い〜。つら過ぎて笑っちゃうんだけど泣き笑い。
ギリアム監督のアイディアの溢れっぷりがすごくて、これは一緒にやるスタッフは大変だ…と思ってしまいました。その場でどんどん新しいアイディアが出てくるのな。で、実際それやってみたら面白いだろう!ってものばかりなのな。スタッフも苦笑しつつ「型をいちからとり直しだわ」「監督の脳味噌をカットしたいわよ」なんていいながらも、それを形にしようと真剣です。で、そのアイディアが実現すると、監督がすっごいいい笑顔するのね。子供みたいに、にこーて嬉しそうに笑うのね。あの顔が見たいから私がんばるわ!と思わせられる監督かも。
ああそれだけに、それだけに〜!その笑顔が曇っていくのがつらい〜!撮影初日に現場付近で軍事飛行機の演習が始まり、上空ではすごい騒音。2日目に大雨で撮影機材が流され、土地の色合いが水分で変わったため、初日に撮影した映像と差が出ることになり、3、4日目はその処置に追われ、5日目に主演俳優が倒れる。それでも監督は前向き、撮る!撮る!とがんばるんだけど…撮影は6日で中止、脚本は保険会社に回収されてしまう。監督からすっかり笑顔がなくなり「創作意欲が全く失われてしまった…」とソファに寝転がるシーンでは、それ迄クスクス笑っていた(いや、あまりにもあんまりな事が続くので笑っちゃうんだよ…ホント、ドン・キホーテの呪い?とか思ってしまう程にな…)観客もシーン(涙)
しかし数日後には「やっぱり撮りたい!なんとかまたやりたい!」と言っていたそのバイタリティーにも脱帽。絶対撮ってくれ!完成させてくれ!お昼に科学未来館に行った時、『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』のことを思い出しつつわくわくしていました。またあの「うわあ、すごい!」って映画を観せてね!
余談ですが監督、しょっちゅう“鼓童”のTシャツ着てたのは何故でしょう。好きなんですか。
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