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kai
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2003年03月22日(土) ■ |
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『レッド・ドラゴン』 |
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『レッド・ドラゴン』@新宿スカラ3
ネタバレしてます。
シリーズものはすぐ飽きる方なんだが、このレクター博士シリーズは気付いたら全部観てたなあ。これで最後なのかしらんと思うと寂しいもんです。
で、やっぱり面白い。出演陣もツボです。アンソニー・ホプキンス(今回捕まってちょっと拗ね気味)は勿論、エドワード・ノートンの控え目っぷりもいい!あのくたびれっぷりが!最後には奥さんに助けて貰うしね!銃の練習させといてよかったね!ノートンは弱ってる姿に色気がありますな。地顔がしょんぼり気味だからかしらん。普段しょんぼりしてる感じがするから、笑顔になるとほっとするわー。
あと最後の、息子に説教する振りをしてドラゴンくんを威嚇するシーンの声色がすっごいよかった。あのおばあちゃん声!息子のトラウマになりませんように…(笑)
ガッチリこっちは任せたれ、の頼りがいのあるハーヴェイ・カイテルや、死んだ魚の目で普段はタブロイド紙のでっちあげ記事ばっか書いてるっぽい癖に、ドラゴンくんに捕まった時、恐怖におののきつつも記者魂をぎらっと一瞬目に宿らせたフィリップ・シーモア・ホフマンもいい感じでした。そして盲目の役でありながら目ぢからのすごいエミリー・ワトソン。いいよ〜(泣)最後の髪ぐちゃぐちゃの時の表情とか、好きー。
何げにすごい贅沢なキャストをさりげなく配して、うまく演出してるなあと言う印象。まとめ方もうまいんじゃないかと…偉そうですが。
が、ところで。あの、ひとつ私とんでもない重要なところを観逃してしまったかも…?
あのーあのー結局、レッド・ドラゴンが選んだ被害者って、何が共通点だったんですか?
いや勿論ホームビデオ作ってた会社が一緒で、そこにドラゴンくんが勤めてて〜ってのは判りますよ。判りますが、その2家族の共通点ってそれだけ?他に何か…襲う動機になるようなものはなかったの?すっごい気になるよ!
それにしても今迄範囲外だったレイフ・ファインズがかなりツボで。いや〜いいわ〜、今頃になってやっぱ『イングリッシュ・ペイシェント』観るべかとぐらぐらです(遅過ぎる…)。いちばんツボだったのは、エミリーたんに虎を触らせに行く時の、車運転してる時の表情。「どこへ行くの?」「うふふ、内緒☆」みたいな(注:台詞には意訳が含まれています)。かわいいやん!新作の『スパイダー』はクローネンバーグ監督作品だから、もともと観に行く予定ではあったんだけど、これでもっといろんな楽しみが〜。いやん初めて好きになった正当派美形!(…ですよね?)いやんどうしよう!
つうか私も虎、触りたいです。なでたい〜。ふかふか〜。
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