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2002年08月02日(金) ■ |
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『FUJI ROCK FESTIVAL '02』3日目 その5 |
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☆引き続き「妙」「なんじゃそりゃ!」等の表現は「もう大好きだ!」「最高だ!」と同義語の愛情表現ですよ!
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■RED HOT CHILI PEPPERS(Green Stage) さあ終盤、何げに始まったこの曲は…う〜ん?う〜ん?フリーの印象的なダブルトーンのベース。こ、こ、これは…フ、フ、「FREAKY STYLEY」!!!き、き、来た!セカンドの曲だ!と言う事は…と思っていたら、で、で、出たあ〜!ジョージ・クリントン翁!!なんか黄色い!黄色いよ!うわ〜かつて写真で見た姿と同じ、髪に色とりどりのビーズやら毛糸?やらを編み込んでいるのもちゃんと見える。それにしても翁、デッカいっす。そんな見かけも相まって、そばでとても嬉しそうに跳ねまわっているアンソニーがまるで小僧みたい。いやーこんなにキャッキャしているアントワンを見られるなんて!あ、有難う翁…。
しっかし生の「FREAKY STYLEY」のグルーヴと言ったら!ファンク!ファンク!!ファンク!!!黒い!黒い!!黒い!!!まっっっっっ黒!!!!!すごい、これはすごい。本当に格好いい。正直言ってアルバムの音源とは比べものにならない。アンソニーの張りのある声と翁のハスキーな声の " F**k 'em, just to see the look on their face, I f**k 'em, just to see the look on their face " のラップは圧巻!(はいはいこの時は何言ってっかわかんなかったので帰って歌詞カード確認しました)これってまた聴けることなんてあるんだろうか?凄い、凄いラッキー!これ一生忘れない!
それにしても練習とかってしたんだろうか。メンバーの4人はしただろうけど、翁と合わせてリハなんて出来たんだろうか。いくら自分がプロデュースしたからって言ってももう17年も前(!!!)の曲だよ。なのにこのキメッぷりは…本当に凄い。大体そんな前の曲とは到底思えない。もともとあったいい曲を、現在の強靭な演奏力で(いや当時も勿論巧かったんだろうけど、今の4人はあれでしょ、ノールックパスとか出来ちゃうバスケのチームみたいな阿吽の呼吸もバッチリの4人でしょ)更にスケールのデッカいものにしたこと、苗場のシチュエーション、観客のノリ、この曲は何もかもが完璧だった。
そういえば前回のツアー時も『FREAKY STYLEY』から数曲やっていたよなあ。『MOTHER'S MILK』からの曲もいつかはまたやってくれるかな、待ってるよ。
そのままノンストップでジャムを挟み「GIVE IT AWAY」!ジョンの「ぎゃんぎゃぎゃぎゃんぎゃーん」ってイントロのギターをなしで聴くのは珍しい。翁も引き続き参加。一度キメの " Give it away *3 now " の入りを思いっきり間違えて「やばっ」ってなってたのがおかしかった(笑)メンバーも皆笑ってやんの。すごい楽しそう。こっちも楽しいよ!
いやーしかし『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』からのナンバーより、ここ2枚の曲の方が盛り上がっていたね。新しいファンも随分増えたんだろうな。そらなあ、『BSSM』って10年前だもんな…。
アンコールは「UNDER THE BRIDGE」。ジョンがこちら側に近付いてきて、スピーカー前に座り込んでギターを弾く。もうこっちのブロック大騒ぎ。持って行ったライターは…灯すスペースなどありゃしませんでした(危険)。ああ、野外で、心地よい風に吹かれてこの曲を大合唱出来るなんてなあ(涙)今でもアンソニーは " Sometimes I feel like I don't have a partner " と思っているんだろうか。思っているんだろうな。でもいつかソウルメイトが見付かるかもしれない。それでも、この唄の美しさと悲しさは変わらないだろう。
そしてオーラス「ME&MY FRIENDS」!うわーん終わっちゃうよー!チャドがどんどんスティックを投げている。ライトやら天井にガンガンぶつけている(笑)。いたブロックが、丁度モッシュから引っこぬかれたひとやダイバーが着地したあと外に出されるスペースの前だったので、対応に追われるスタッフがついつい気になる。フラフラになっているひとやケガをしたひとを「救護室はあっちです!自分で行ける?」と誘導したり、動けないひとを抱えて行ったりもう大変。おつかれさんです。大きな事故はなかったようで本当によかった。
今回も雨は降った。でも、5年前のような嵐ではなく、今のバンドの状態をそのまま表しているような優しい霧雨。やっぱこれもマジックなのかな。ホントに印象深いことばかり起こすバンドだ。願わくばこの状態がずっと続いてくれることを。それは無理なんだけど。だからこそ、フリーも「これが永遠に続けばいいと思うよ」と口にするんだろう。そうだ、出来ることならいつまでも続くことを心から、心から祈る。
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