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2002年07月24日(水)
『ROCK YOU LIVE Vol.2』

PIA Music Foundation presents『ROCK YOU LIVE Vol.2』@赤坂BLITZ


会場に着くとDJ TASAKAがもうまわしていた。はや!ワーイワーイとひと踊り。

まずはBOOM BOOM SATELLITES。やる気だったので2列目までつっこむ。意外とすいすい入れたのでラッキー。当日リリースだった新譜『PHOTON』からのナンバーがメイン、あとは王道の「PUSH EJECT」「DIG THE NEW BREED」、映画『ピンポン』OSTにも収録の「SCATTERIN' MONKEY」で硬派硬派。開演前近くにいたくるりのファンと見られる女の子が、「ブンブンサテライツってどんなの?男っぽいバンド?」と話していたんだけど(笑)どうですか、男らしかったでしょうか。ちなみにそのコはTASAKAくんの事を「あのひと、有名なひと?」とも言っていた。機会があったら聴いてみてね…。

6月の『KICK and SPIN』@メッセの時は、上ものがあまり聴こえなかったので(音響のせいかな?自分がいた位置への音の返りが悪かったのかも知れないけど)、「DRESS LIKE AN ANGEL」のCDの音の細かさには驚愕したんですが、今日はその音もちゃんと聴こえたので面白かった。格好いい。

中野くんのヴォーカルパートが増えており、よく唄ってました。今回の新譜は中野くんが書いた歌詞もあるそうなので、自分で唄う箇所がそうなんだろうか。川島さんは久々にフライングV使用。フィードバックをかける前にやたらチューニングを直していたが、ハウリングの音の狂いを狙っていたのかな。

計算されつくしたインプロビゼーションみたいな印象も受けた。勿論そんなん有り得ないんだけど、このトリオメンバーでのライヴも長いし、随分こなれてるんじゃないだろうか。途中ジャムっぽい部分があって、中野くんがヌケたベースを平井さんに仕掛けたりして、そこがスコンとエアポケットに落ちたみたいになり、観客も一瞬棒立ちになっちゃったり、いろいろ挑戦的なこともしてくれました。新譜で効果的に使われているホーンも、ライヴで入ると結構面白いことになるんじゃないかなと勝手に思ったりもした。

それにしても中野くん、終了するなりしかめっ面で首をかしげまくり。ライヴ中はスタッフに向かってニャーって笑ったり受け口のオモロ顔でブイブイベース弾いたり楽しそうなとこもあったんだけど、何が気に入らなかったんかね。完璧主義者ですなあ。


TASAKAくんのDJを挟んでくるり。最後列でのんびり観る。つってもひとがたくさんでステージは9割方見えなかったので、モニタを観ながら音を聴く。なんだかんだで機会を逃していて、結局3ピースでのライヴは観られなかったな。しっかしこんなに骨太とはビックリしたよ!「ツェ、ツェッペリン!?」と思うようなところもしばしば。いやマジでマジで。ボトムが凄くしっかりしている。うわこりゃいいわー。

「さよならストレンジャー」が聴けたのはラッキーだったな。「WORLD'S END SUPERNOVA」はCDのほわほわエレクトロをギターのワウのみで展開する力技だったんだけどこれがエラく良かった。軽い夕立ちのあとのゆったりした夕方のような気持ちよさ。新メンバー・大村くんのコーラスが岸田くんの声と相性がいいのか綺麗に響いていた。

岸田くんが何故かエラく緊張していて、やたらブンブンに気を遣ってくれていたのが印象的でした(笑)「今日ジェレードつけてんですよお。さっき楽屋でブンブンサテライツの川島さんから教えてもらってぇ…『ジェレードのスーパーハードがいいよ』って。んで、マネージャーに『ジェレード買ってこぉい』いうて買ってこさせて」。この時点でジェレードって何かわかんなくて帰宅後検索したら(笑)資生堂ジェレードのことだったのね!堂本剛くんが「無造作ヘアー」つってたヤツね!そうか川島さんはジェレードを使っているのか…。こんなことを教えてくれて有難う岸田くん(笑)。他にも「ブンブンのTシャツを買ってくださ〜い」とか、いいひとだった。


ブンブンはMC一切なしの男っぽいライヴ(笑)だったんで違いも面白かったな。あ、でも川島さん、くるりのTシャツ着てました(笑)平田“ブレイクビーツデビル”真市郎氏が観に来ていた。ああフジでのDJ聴きたかったよ!帰ったあとにまわすんだもんなあ…(泣)あとFENCE OF DEFENSEの山田亘氏が来ていてビックリした。な、なんで?セッションミュージシャンとしても仕事の多いひとなので、何か縁があったのかな。ど、どっちにだろう。いやー久々に観たわあ、6枚目くらい迄相当熱心に聴いてました…。今はどうなってんのかな。