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kai
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2002年07月05日(金) ■ |
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『青い春』トークショー |
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迷った迷ったああ迷った、仕事で行ってた幕張メッセでずっと迷っていた(仕事しろ)。利重監督×塚本さんのトークショー@イメージフォーラムと、豊田監督×新井くん×EITAくんのトークショー@シネマライズ。夕方になって、トークショーと言うよりも、一刻もはやくあの作品をまた観たい!と切望感が募りまくっていた『青い春』に決定。渋谷へダッシュだ!
いやー、今日はひとりだったから泣いた泣いた。やっぱりこれは青木の話だな…TMGEの「ビート・スペクター・ブキャナン」をBGMに青木が過ごすベランダでの一夜。初日は、ずっとこのシーンを頭の中でひきずってしまって、帰宅後この曲聴きなおした時初めてぶわっと涙が出たんだけど。この作品で確か一ヶ所だけある暗転(他のシーンは全てカットアップだった)以降の青木の変貌が痛くて痛くて。大体青木ってよく早弁してたけど、どうみても親の手作りのお弁当だったし。なんていうか凄い素直で、やんちゃなコだったんじゃないかなと。最後だって、あくまでも“13回叩く”と言うのが目的だったのではないだろうか。それだけにあのラスト(行為も、最後の台詞も、表情も)は痛い。九條はあれからどんな思いを抱えて生きていくのだろうか。
上映後にトークショー。新井くんが出てきた時は、「あ、元気だ」とちょっとホッとした。アホか自分。いやそれ程このひとの青木が強烈でね…。司会の方と少し話し、その後観客からの質疑応答がありました。以下記憶で起こしてますのでニュアンス等違うとこがあると思います、ご勘弁を!
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『青い春』トークショー@シネマライズ2F
(ふたりの印象など) 豊田●オーディションで、台詞を読ませてみたけど新井は全然ダメでねえ EITA●オーディションでは青木の台詞を渡されたんです。その後原作にはないオバケって役を書いて貰いました 豊田●彼の為に役を作りました
(その新井さんを何故選んだんですか?) 豊田●それは皆が反対したから。プロデューサー以外皆が落とそうって言うから、それならって 新井●でも、ウチは通ると思ってたんですよ。監督ウチのこと好きでしょう 豊田●そんなことはない 新井●いやいや、好きでしょ? 豊田●そんなことはない 新井●またまた 豊田●……そんなことはない
途中松田くん、客席で観ていた高岡くん、忍成くんが飛び入り。場内騒然。
(撮影で苦労したことは) 新井●好きでやってることなので、苦労はしなかったです。これからも苦労はしないです 松田●別になかったですね EITA●爪をのばしてたんですよ、わかりました?爪を噛まないように苦労しました 高岡●撮影時が春だったので、そしてあの学校が杉に囲まれてて…花粉症で、鼻と、喉と、眼と…大変でした。でも、その感じが雪男って役に合って、迫力が出たんじゃないかと思います 忍成●はじめて前バリをやったんですよ(全員大笑)…とれないように苦労しました 豊田●変な前バリ作ってたよなあ、紙コップとガムテープでな!(笑) 忍成●一度映り込んじゃって、やりなおしたんですよ…なので、前バリがとれないようにってのを一番苦労しました(笑)
(監督にひとこと) 新井●いきなり携帯に電話かけてきて訳のわかんないこと言うんですよ。「はい、新井です」「おお豊田や、今何してんのや」「いや別に」「なんやなんか文句あんのか」……文句あんのかって……(全員笑) 忍成●(ああ何言ったか忘れた!なんだったっけなあ…) 豊田●なんやそれ、岩井俊二と比べてんのか?(全員笑)
(役者とは?) 豊田●バカですね 新井●言い表せません 豊田●それはバカだから(笑) 松田●でも楽しいですよ EITA●面白いです 高岡●いろんな役ができるし、いろんな仕事を演じられるし 忍成●楽しいです
(皆さんの学生時代って?) 豊田●映画に出てくるような暴力的なこともなく…って言うか僕将棋やってたんで。将棋やってました 新井●お昼くらいに登校して、ずっと卓球やってました。高校3年の11月で中退して、東京に出てきちゃったんですよ。でもなんかしてとかじゃなくて、悪かったから辞めたとかじゃなくて。ずっと卓球やってました 忍成●ひなたが好きでした(全員笑)いつもひなたにいました 松田●…あまり楽しくなかったですね、でも行かなきゃって使命感はあったので…行って、でもつまらないのでずっと寝ていました。あっ、でもひなたが好きでした(全員笑) EITA●サッカーやってました 高岡●楽しかったです
と言う感じ。新井くんが何げに気配りのひとでした。松田くんに、映画と全く関係のない困るような質問が飛んだときにも「それ、映画と関係ないから。僕に質問してください!」とフォローしていた。いいひとだ。しかし皆よく来たねえ(笑)皆公開を待っていたんだろうなあ。いい仲間と言う感じでした。高岡くんは飲んでから来たそうで、ちょっと挙動不審でした(笑)あと監督がまあつっこむつっこむ。やはり関西のひとだからなのだろうか。松田くんはやっぱりシャイな印象。マイクが回ってきても、すぐ隣のEITAくんに渡しちゃうし。でも最後の〆は、役者としての自覚が出てきたのか立派なひとこと。
豊田●じゃあ最後は龍平が〆てよ 松田●……別にこの場を持っていこうとは思ってないんですけど…(笑)……日本映画、本当に面白くなってきていると思うんで、皆さんもこうやって観に来てくれるのは嬉しいです。これからももっと面白いものを作っていきたいので観にきてください、映画をもっと好きになって下さい。僕らも頑張りますので
頼もしいっす、今後も観に行くよ!
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