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2002年06月16日(日) ■ |
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三池崇史×有森也実『ラヴ・レターズ』 |
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三池崇史×有森也実『ラヴ・レターズ』@PARCO劇場
今シーズンのメンツの面白い事!あまりの豪華メンツに、久々にチケットとりました。スカパラの谷中敦さん×広田レオナさんも観たかったよ、ああ観たかったよ!小市慢太郎さん×市川美和子さんも観たかったよ、ああ観たかったよ!しかし予算が、そして仕事が。あああ、あああ。しかし日曜日にこのカードを組んだって事は、それだけ注目だったのでしょうか。
劇場に入ると、明らかに普段と客層が違う。男度が高いのよ!そして何ていうか…素肌にノースリーヴの革ジャン着てるひととか、不思議なひとたちが…(笑)出てきた三池さんは黒のスーツにエナメル靴、RIKI TAKEUCHIブランドで固めています。パンツのタックが多いんだよね…ボンタン(って今も言うのだろうか)ギリギリな…。凄い迫力です。が、いつもとはここが違った、サングラスをしていない!目がキラキラなんですよ!朗読の邪魔になるからと言う理由もあるでしょうが、これはポイント高かったです。有森さんは花柄の和装にまとめ髪。美しい!
三池さんが朗読するキャラクターのアンディは、真面目で秀才で、最終的には上院議員にまでなる人物。あのルックスではどうかな…と思っていたのですが(ご、ごめん)、いざ朗読が始まってみれば、いやーハマるハマる。実直でシャイで手紙が大好きなアンディが浮かび上がる。ブロンドの髪って作品中の描写が偶然にも合っている(笑)坊主頭がちょっと伸びた金髪もいい感じです。緊張されていたのか?序盤声がとても小さくハラハラしたのだけど、それが「アンディの言葉を聞き漏らしてはいけない!」と観客の集中力を高める効果を呼びました。
有森さん朗読のメリッサは感受性が鋭く、芸術的才能に恵まれるが、精神的に病んでいく女性。少女の頃の無邪気さと残酷さ、大人になってからの悩み、子供を奪われる悲しみを、凛とした声で語りました。終盤本から目を離し、三池監督をじっと見つめていたのが印象的でした。
休憩後の後半は、観客のコンディションの崩れ(咳とか、どうしても出てしまうからね…)でぐらつく場面もありましたが、最後の手紙のシーンでは客席のあちこちから鼻をすする音が。いやー私も泣いてしまいましたよ。
アンコールでは三池さんはもうなんて言うか、客席をまっすぐ見られないんですよ(笑)猫背で細かくお辞儀をして、有森さんに拍手を送っていました。照れを見せながらも有森さんをエスコートしているところが素敵でしたよ!
8月には松尾スズキさん×荻野目慶子さんと言う強力カードがあるとのこと。平日だけに難しいかな…でも行ってみたいな。
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