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2002年01月18日(金)
うつつをぬかしつつも

大森くん狩りの合間を縫って(笑)この2本を観てきました。

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『バニラ・スカイ』@新宿文化シネマ2

上映前、館内BGMでレディオヘッドの「EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE」がかかっていて何で?と思っていたら、本編冒頭にいきなりドカンと使われていて嬉しいビックリ。キャメロン監督は規制楽曲をサントラに組み込むのがウマいひとだそうだ。観終わってから改めて、この曲のストーリーとの相性がピッタリだったなあとしみじみ。オリジナルスコアのサントラもいいけど、自分がもともと好きだった曲がハマッて使われていると嬉しいな。

ベースの『オープン・ユア・アイズ』は未見なのだがまあビックリ、こんな展開になるとは!痴話ゲンカで起こった事故から150年後の世界迄行ってしまうとは。ありがちなストーリーではあるけど、組み合わせ、使い方によっては面白いもんが出来るんだなあの好例。一歩間違えば安っぽいSFになってしまう所を、主人公の成長物語として見せたとこが良かったのかな。

トムクルさんはあの美しい顔を封印して(半分近く事故後のボコボコメイク顔)主人公デヴィッドを演じていました。高所恐怖症を克服し、ビルから飛び下りるシーンの晴々とした表情にはジ〜ンときた。このひとこういう「現状に満足出来ない上昇気質」「成功者故の孤独」を演じるのがホントうまい。それはトムクルさん自身の姿も反映されているのかも知れないけど。ハリウッドスターらしいハリウッドスター、観客の期待には絶対応える。すごいなあといつも思う。タフだよなあ。

ペネロペさんはかわいーなー。ほっそいなー。『ブロウ』の時は「ヤク中役だから?」と思ったけど元々細いのね。なのにボインでステキ〜。あの容姿にあの声のギャップも面白い。あのまっすぐな瞳で見つめられたらそらオチますよ。ヨゴレもうまく演じるひとなので、幅広くいろいろやっていきそう。

欲を言えば冒頭の、タイムズスクエアを走るシーンをもちっと観たかったな。壮観。

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『青い夢の女』@シネ・アミューズ・イースト

仕事疲れもあってか(つうか大森くん疲れだろ)、主人公の精神科医の様に寝てもうた。起きたら死体が!てな事はおかげさまでありませんでしたが(笑)。

寝てもうた割に結構記憶は鮮明で、全編ブルートーンの画質や美しい死体オルガの無表情の表情は目に焼き付いている。op.、en.の絵画も印象的。

でもブラックコメディとして笑っていいのかミステリとして唸っていいのか微妙すぎて戸惑ってるうちに終わり〜てな感じだった。墓場にいた死姦大好き(だけど手ごろなのが見付からずダッチワイフで我慢のコ)なDJくんがオモロかったわ…。トランスガンガンかけながらヤッてんのな。

って言えばこちらのサントラは不思議で。あの中華テイストのエンドテーマは何だったんだ〜?今も頭の中で鳴っている。何故あの曲なんだ。

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そんなこんなで今日はイチ新宿上映最終日。行きたいよー。