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■ 分かれ道。
「避けられた」という過去の一度の記憶から、
人間ってのはおかしなもので 全ての人が、同じ行動パターンをとるものだと 勝手に予測ができてしまう動物らしくて
あなたがどう出るのか、 本当はすごく、怖かった。
別れ際、 「キスしていい?」って聞いたあたしに あなたが「だめ」って言ったから
だからもう、間違いないなって。 そんな風に勝手に。
無かったことにされるのか、 ごめんって謝られるのか。
どちらになっても大丈夫なように、 覚悟だけはして、心だけは強く持って、
そんなところだけ、過去の経験が 活かされたり、活かされなかったり。
でも実際は、 ちゃんと、あたしは愛されてるんだなあって。 この人は、好きでいてくれてるんだなあって。
なんか、感じられて、 それが嬉しくて、涙すら出そうなほどに。
いっこ前の恋愛も、そうだったね。
怖くて、わざと避けて、 そしたら、「もう会えないかと思った。」って あの人がそう言ってくれたから、
大丈夫。 あたしとおんなじだけの、好きの気持ちを 持っていてくれているんだ、って。 すごく、ほっとしたことを思い出した。
なんかその時のことを、 強く強く、思い出したよ。
今のあなたから読み取れるのは、 不安でも嫌悪でもなくて、ただ、戸惑い。
どちらに進めばいいのか、 どちらにでもまだ進める場所にいるからこその 戸惑いの感情。
それは、あたしも同じ。
向こう側に行きたいわけじゃなくて、 今なら戻れる、っていうのが 本当は、正しいのかもしれない。
好きなんだと思う。 すごくすごく、好きなんだと思う。 だけど、これ以上進んじゃだめだって その、せめぎあい。その、戸惑い。
それは、あたしだけじゃなくて、お互い。 自惚れと言われようとも。
背中を押したい自分がいる。 もの凄く。 だけど、押して拒絶されるのは怖い。 押して、戻れなくなるのも怖い。
人間って、勝手だね。 その覚悟もできてないのに、 前へ進んだあたしが。
だけど、進んでみないとわからないことも確かにあって だから、進んでよかったと心底思ってる。
死ぬときは前のめりで死にたいって ずっと前から、そう決めてる。
2009年09月20日(日)
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