もしかして
『本社のカギ、また借りても良い?』 「今すぐ行くの?車にあると思うから、取りに行かないと」 『ううん、今すぐって訳ではないけど』 「じゃ、必要な時に言って、取ってくるから」
そんな話をしてすぐに、売り場の子がオフィスに来て 「クレジットカードが通らないんですけど」だって。 オフィスのPCからサーバーを経由しようとしても、何故か繋がらなくて 結局本社に行かなくちゃいけなくなった。
『あのさ、ごめん、何度も。カギ借りて良いかな?』 「今行くの?」 『うん、今すぐ』 「何かあった?」 『クレジットカードのサーバーが動いてないみたいだから、見に行く』 「本社に行かないとだめなの?」 『うん、何かオフィスからじゃ上手く経由できなくて』
・・・そんな会話をしつつCの車に向かっていたら、 Cが私の腕をぐい、と押してブースの方に寄せた。 「あのう、POSレジが全然昨日してないんですけど」と、ブースの女の子。
それで、これはクレジットカードの問題じゃなくて、 ネットワークサーバー自体の問題らしい、と気付いた。 CがITに電話しつつ「俺、再起動してくる」と去って行って、 残された私はブースでPCをチェックしつつ、 何とか9時30分と10時15分の船を無事に送り出すことに成功。。
人間、やればどうにかなるもんだね(;o_o)
夕方、私がオフィスでレポートをまとめていたらCが来て、 「本社のカギ、朝とって行かなかった?」と、ひと言。 『そうだ、ごめん、返すの忘れてた』 「良いよ、ずっと持っててくれてもいいんだけどね」 『でも、必要でしょう?』 「いつかはね」
ポケットから暖かくなったカギを渡すと、 「今日はあとどのくらい残るの?」とC。 『最後の船が来るまで』 「夜間金庫あるのに?」 『そうだけど、まだ船の人に場所教えてないからね。 今日これから教えれば、明日からは私が残らなくて良いでしょ』 「なるほど。・・それじゃ、もし何かあったら遠慮なく電話して」 『あれ、もう帰るの?』 「うん、明日期末試験なんだ」 『何の教科?』 「商法と経済」 『商法・・・私苦手だったなぁ』 「俺も。でも明日で最後だからね」 『大丈夫だよ、C頭良いし』 「そんなことないけど。多分ラッキーなんだよ」 『勉強頑張ってね』 「ありがと。でも俺が必要なら本当にいつでも電話して。 1コールで駆けつけるって、知ってるでしょ」 『うん、分かってる、ありがとね』
昼間、PMが駐車場で真面目な顔をして、 「私さ、もし今の彼氏と付き合ってなかったら、Cと付き合いたいよ。 だって本当に良い人だもん。優しいし責任感強いし、 絶対に良い彼氏になると思うよ」だって。
・・・もしかして、Cを薦めてくれてんの?w
2006年10月16日(月)
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