ネット格安系のワナ。
昨日ちょこっと書きましたが Exp○diaやTrav○locityやOrb○tzなどのネット系格安代理店の話を しようかな、と思いますがとりあえず挨拶でもShihoですコンバンワ。
ネット格安代理店にも色々あるんですけどね。
お客さんが理想の値段だけ打ち込んで、 ホテル名などはクレジット決算するまで明かされない所や ホテル名やホテルの内観などの写真付きで最初から紹介されていて、 その中からお客さんの予算に合う部屋を選べる所や ★の数(つか、このランク制度も何の根拠も無いわけですが)から 選べる所などなど・・・。
で。 このネット格安系ページに紹介されている値段てのは、 普通にホテルに電話して予約を入れる値段よりはるかに安かったり する場合が多いんですけど、 これは代理店の特別割引がきいてるからなんですよね。
ネット代理店は大体の場合がPrepaid(先払い)でキャンセル不可ですから、 客が来ようが来なかろうが料金の全額は貰える訳ですから、 代理店にとってはカナリ美味しいシステムな訳で。
で、その料金の何割かは代理店への契約として支払われる金額で、 残りがホテルへ支払われる部屋代になるわけですから、 最初から格安の値段しか支払われて無いネット代理店の場合、 当然ホテル側に入る儲けは少ないわけです。
では、何故ホテルがネット代理店を拒まないかというと、 ネット代理店には 24時間いつでも予約を入れてくれるという利点と ホテル名を匿名に出来るという利点があるからなんですよ。
普通の代理店だと営業時間外は予約を取ってくれませんが、 ネット代理店はそれこそ24時間365日営業してますから 「さっきネットで予約入れたんだけど・・・」 みたいなお客さんが来る事だってある訳ですよね。
しかも、ホテル名が匿名な場合は 値段さえお客さんの希望に叶えば決算してもらえるわけですから ホテルに空き部屋が多くある場合は、 少ない儲けでもゼロよりは良いって事です。
ま、そんなお客さん側からもホテル側からも利点ばっかりの 良いサービスに見える格安系ですけど、 実はホテルにとっては頭の痛い問題な訳で。
客側からしてみたら、 ネットで見た値段がホテルの部屋代だと思ってるわけですから、 例えば一晩150ドルを代理店に支払った場合は 当然ホテルから150ドル分に見合ったサービスが受けられると 思ってるわけですよね。
ところがどっこい(死語)、 ホテルに支払われる部屋代は代理店契約に従って 契約料何%を差し引いた後の金額ですから、 150ドルより全然安い金額分のサービスしか受けられないわけで。
サービスに値段の違いがあるか、と言われれば微妙ですが、 例えば同じQueenサイズのベッドの部屋でも、 ネット格安系は低い階層の狭い部屋しかあてがわれなかったりとか、 「部屋を変えてくれ」と言われても、空きがあるにもかかわらず 「本日は満室ですから」と断わられたりとか、 ・・・まぁ、その辺の違いですよね。
ホテル側にしてみれば、 他のお客さんは200ドル以上の正規の部屋代を払って、 しかも毎回同じホテルに泊まってくれているんだから、 ネット格安系の安い部屋代の一見さんよりも 他のお客さんを大切にするのは理にかなっているわけで。
空きがある場合にしても、ネット系のお客さんを違う部屋に動かすと 今まで居た部屋を再び清掃しないといけなくなるわけで、 労働力も賃金も無駄にかかるわけですよ。 そこまでする位なら、今ある空き部屋を 予約無しで来たお客さんに高い値段でふっかける方が よっぽど低コストで高利益な訳で。
しかし、その辺の事情を分かってないお客さんが非常に多くてですね、 やれ 「枕の数を4つ増やせ」だの、 「シーツを3枚重ねにして」だの、 「○○新聞(地域ローカルじゃないもの)を朝配達して」だの、 色々と注文がうるさいわけですよ。
そういうお客さんに限って、登録カードを見てみると 「インターネット予約」って書いてある(´Д`;)
限られた予算での旅行でしょうから、ホテル代をケチる気持ちも分かりますが VIP並みに注文されてもこっちは答えられない訳ですよ。
どのお客さんも平等にサービスを受ける権利はあるかもしれませんが、 やはりそれなりの値段しか払ってないお客さんには それなりのサービスしかしませんしね?(; ' ー')y-~
そんな訳で、
だって、友人の誕生日ですもの。 少しは良いサービスを受けたいじゃないですか。ねえ?
2004年07月13日(火)
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