世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年05月06日(月) ネルmyラブ 15(最終回の前)

          リン、ネルを残し、アリーを自分の部屋へ引っ張っていく

アリー  「ちょ、ちょっと、リン。いいの?ネルほっといて」
リン   「落ち着くまでほっといたほうがいいんじゃない?訴える!とかいきまいてるのは
      普段のネル・ポーターだし」
アリー  「訴えるのが好きだったのはリンだったんじゃ・・・」
リン   「(ガルルな瞳)」
アリー  「(だって・・・な瞳)ま、いいけど、何があったの?」

リン   「かいつまんで言うと、YOUとエラとホセフィーナに虚偽の申請があったってことね。
      それをUK・・・イギリス人チャラ男が自分もよく似た手を使った事があるからって、
      気づいて事務局に調べさせたら、すぐわかっちゃったってこと」
アリー  「あの・・・かいつまみすぎかなぁ、リン」
リン   「これはショックよ、ネル!(にやり)だってYOUは女性だったの。そしてエラが男性」
アリー  「どういうこと?」

リン   「エラはYOUがこのグループに入ることを知って、どうやったかはわからないけど、
      女性でメンバー登録したらしい。彼女、あ、彼か、ややこしいわね!
      YOUの同僚で、もともと気が在ったんじゃないの?本来、性別をごまかしてるYOUは
      誰とも実際には会えないはずだけど、エラのことメールしてるうちわかったんじゃない?
      それで、ネルのこと断わってきたのよ」

アリー  「え?じゃ、YOUはいい人なの?」
リン   「どこまでお人よしなの。虚偽の申請をする人がいい人?」
アリー  「・・・・うう。でも、年齢や職業ならまだしも性別まで・・・
      ストレートだとしたらウソつく必要ってどこにあるの?」
リン   「事務局調べでは、YOUはこの会にまずホセフィーナという女性で先に登録して、
      あとで、別のコンピューターから別のサーバーを使ってYOUという男で登録もした。
      自分がだまされない為の防御って書いてあったけど、本当のところは、
      小説のネタさがしかもしれないと、私は思ってる」
アリー  「え?YOUは男性で、ホセフィーナという女性と同一人物?何それ?」
リン   「事務局もいいかげんだけど、チャラ男もよくそういうの見つけること、スゴイ」
アリー  「リン、変なとこで感心してないでよ。なんか私まで腹立ってきた」

        ネル、リンの部屋まで来ている。ドアのすきまからノックまでの間に
        次の言葉を偶然聞いてしまう。


アリー   「ネル・・・大丈夫と思う?」
リン    「そりゃ、大丈夫じゃないでしょう。でもしばらくは、様子を窺うってとこね」
アリー   「リンて、いつもそういうとこあるよね」

       リンがアリーの言葉に反応しようとする時、ノックをしながらネルが入ってくる
       ネルに気がつく


リン   「・・・」
ネル   「じゃ、なんで?」
アリー  「ネル!・・・」
リン   「なにが?」
ネル   「じゃ、なんで、今回は様子を窺うだけじゃなくて、入り込んできたの?
      さすがのリンも好奇心?」
リン   「自分でもちょっと不思議だけど・・・」
ネル   「何が?」
リン   「まぁ、それはいいじゃない。(席を立つ)」
ネル   「?この話、前にしてない?デ・ジャ・ビュ?」
リン   「いいえ、したわ」
ネル   「じゃ、今度は答えて」
リン   「・・・・(少しばつが悪そうに)アリーほどではないけど、
      ネルが危なっかしそうに見えたのかも・・・。それからアリーほどではないけど、
      おせっかいやきたくなったのかも」
アリー  「・・・(軽く、どういうことよ?的にむっとする)」
ネル   「・・・(こちらもちょっと気まずそうに)そ、そう」(部屋を出て行く)
アリー  「(リンを見て微笑む)」
リン   「(表情をくずさない程度に笑う)」

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

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