世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
DiaryINDEXpastwill


2002年05月08日(水) ネルmyラブ 16(最終回)  

           翌日、夕方。アリーの事務所にレネとラリーがくる

アリー   「ラリー!(すごく嬉しそう)来てくれたんだ」
ラリー   「あぁ、思ったより早く終ったからね、バーで待ち合わせる前に、
       ここに来られる時間があるなと思って」
アリー   「早く会いたかったの?」
ラリー   「そういうことにしとこう」
アリー   「(くすっ)・・どうも、レネ。早く終ったの?」
レネ    「そう。(異様に顔が笑ってる)裁判所でラリーに会ったんだ。それで、
       一緒にきちゃった。いろいろ話しながらね」

アリー   「ん?」
ラリー   「そうだ、レネに聞いたんだけど、『カタフトモモ』の件では、大活躍だったとか」
アリー   「レネっ?!(うわずってる)」
レネ    「(笑いながら)アリー
      (笑って言えないけど、余計な事は言わないほうがいいよってアクションで)」
アリー   「な、な、何を?」
レネ    「(すでに大笑いしてる)」
ラリー   「(何がそんなにおかしいのか?ってレネを横目に)
       それだけしか教えてくれないんだ。けど、そんなに面白い話?なら、
       聞かせてよアリー」

アリー   「え?それは、その、人に話すような・・・?!
       (どういう話になってるの?と、レネを見る)」
ラリー   「堅い太ももがどう活躍したって?君の太ももそんなに堅くないよね?」
アリー   「はは、それ笑える」
レネ    「(大笑い)」
ラリー   「君のは柔らかい太ももだと思うけど(ちょっと笑って、肩をすくめる)、
       堅い太ももというのが別の誰かだとしたら、それはいったい君にとって
       どういう関係の人なんだろう?(茶目っけたっぷりに)」
アリー   「もう、ラリー。(ちょっと気が抜けて)それ以上言うと、セクハラで
       訴えることになるかも」
ラリー   「なんだ、楽しい話みたいだったのに・・・」
アリー   「とにかく、私は大活躍なんかしてません。期待するような面白い話じゃないし、
       それに、大昔のことよ、もう忘れたから、ね、バーに行こう!」

          そこにリンが通りかかる。エレベーターホールのあたり

アリー  「あ、これからバーに行くんだけど、一緒に行かない?」
リン   「今日は・・・・そうね、ええ、行こうかしら」
アリー  「どう?ネル」
リン   「さすがはネル・ポーター、訴えるのも止めて、別のところでまたメールフレンドを
      見つけようとしてる。懲りないわ、彼女」
アリー  「少しは懲りたんじゃない?それに・・・本当に待ってるだけかも・・・」
リン   「何を?」
レネ   「(リンと同時に)懲りるって何?」
ラリー  「(リンと同時に)訴えるって?」
アリー  「いいって、いいって、さ、行こう!」
ラリー  「(なんとなくくちづさむ)エラ・マラビジョッサ・ソラ♪」
リン・アリー  「エラ?!」

         アリーに「言ったの?」という視線を投げかけるリン
         「言ってない、言ってない」と首を横に振るアリー
          なんだかまだ笑ってるレネ
         そしてラリーたちの次のセリフが聞こえるか聞こえないか
         エレベーターがきて乗り込むところでフェイドアウト


ラリー   「エラ?彼女って意味だけど?『そして美しき彼女は1人♪』
      (わけがわからないけど、おもしろいのでくちづさむ)」
アリー   「もしかして3人とも1人?(リンと顔を見合わせる)」
リン    「YOU(あなた)、きれるやつ?」
ラリー   「僕?」
              
         ボストン夜景
         バーで飲んでいる4人とエレイン、マーク、ジョン
         ヴォンダが歌っている。あの曲だ。「World without love」
         途中から、ネルのオフィス。ほの暗い明かりなので
         デスク上のPCの明かりがぼーっとあたりまで広がり、ONなことがわかる
         ネルは、また窓の外を見ている。少し切なそうでもあるけれど
         少し、考えがまとまって新たに何かが切り替わったようでもある。

         『そうよ、私は待っているの きっともう少し・・・
          本当の愛っていうものが私に微笑みかけるわ
          彼はきっと現れる それがいつかなんてわからないけど
          だけど、彼が現れたらその人なんだって私にはわかる
          だからお願い その時までは
          どうか鍵をかけて私を閉じ込めて、放っておいて
          私は私の孤独を抱えてここにひっそり隠れてるの
          誰がなんて言おうとかまわない
          愛のない世界にいるつもりはないから』



                END

*この物語は実在する(のか?)ケイジ&フィッシュとは関係ないはずです。
 登場人物の言動は全て世にもいい加減ななんちゃって海外ドラマです。


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

My追加