世にもいい加減なネバーエンディング海外ドラマ
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2002年05月05日(日) ネルmyラブ 14

リン・アリー  「・・・(続きを促すような視線)」
ネル   「(言いにくいな、という風にリンをチラッと見て、主にアリーを見ながら)
      エラってもろラテンだし、思い込みが激しいんだって思う。もしかしたら
      登録年齢より若いかもしれないし。でも、それにしてもネットで幾度か
      会話しただけの人に興味は抱いても、話が合って楽しいと思っても
      『恋しくて、会いたい』とか、言う?『会えなくて、辛いとか切ない』って言う?
      ルールとは言え、そこまでメーリングリストで流す?」
リン   「するかもね、そういう人なら」
アリー  「それ自体が驚きでスゴイと思ったの?それだけ?」

ネル   「・・・・(益々、言いにくそうではある)あ・・・
      『恋しくて、恋しくて、会いたくて、会いたくて』そんな風に思える自分て
      いるのかなって。その上『会いたくて、会えないのが、辛くて苦しくて切ない』
      そんな私って今までいた?って・・・」
リン   「(刑務所行きの医者の事を思い出し)要素はあるんじゃないの?」
アリー  「(そのことは知らないので)リン?リンも?」
リン   「今はネルの話、私にはありえない」
アリー  「・・・・ありえるかもしれないのに?」
リン   「・・・・(ぎろり)」

ネル   「私もありえない。・・・はず。そんなのもうネル・ポーターじゃないし!」
アリー  「どうして自分で言うの?たしかに、ネル・ポーターらしくないけど、
     そういう気持にネルがなったとして、ふふっ(笑う)私、そういう一途なネルも
     見たいかもっていうか・・・ネルは意外に一途かもしれない、うん・・・」
ネル   「何、言ってるの?!ずれてる!」
アリー  「あぁ、でも、それだけじゃなくて、そう、そういう風に、恋人の事
      『会いたい、会いたい、会いた〜い!』って言ってるネル見てみたい。
      それに、そういう恋愛状態に陥っても、それはそれでネル・ポーターなんじゃないの?
      きっと、なんかそのエラって子娘とはまた違う感じで。ネルらしさが出てるんじゃないの?
      どっか、絶対零度だとか・・・わかんないけど、そう思わない?」
リン   「誰への問いなのかがわからないし、言いたいことすら、よくわからない」
ネル   「しかも、勝手に人のこと一途とか言って笑わないでくれる?」

アリー  「行動は突飛だったけど、気持は結構、一途だったじゃない?」
ネル   「いつ?」
アリー  「ジ・・・」
ネル   「もういいわ。・・・・(現実を受け止めて)・・・心配してくれてありがとう。
      でも、ただ、気の合うメールフレンドを失ったのでがっかりしてるだけ、きっとそう、
      だから、大丈夫。少しの間だけ、物足りないかもしれないけど、大丈夫だから」
アリー  「物足りない、なんて言わないで、寂しいって言っちゃえばいいのに」
リン   「言えないから、ネル・ポーターじゃないの?」
アリー  「そっか・・・これが限界なのね素直さの」

ネル   「あ、それから、リン、ごちそうさま」
リン   「どういたしまし、て・・・・(気がつくと自分用のも食べられてしまっていた)
      うそ!ネル、ふたつとも食べたの?」
ネル   「おごりって、くれたんじゃない」
リン   「一緒に食べよう、って二つ持って来たら、普通一つづつだと思わない?」
アリー  「いいじゃない。それでネルの気も少しは晴れたんだし」
リン   「(あわてて立ち上がって)アリー、サンシャインまだいた?」
アリー  「リチャードの部屋にいるかも・・・でも帰ったかも」
リン   「(さっと部屋を飛び出す)」
アリー  「あれ?ちゃんと名前覚えてるじゃない・・・ふふ、リンていいとこあるよね」
ネル   「認めたくない時もあるけど」
アリー  「じゃ」

       アリーが出ようとすると、リンが帰ってくる。部屋に入りながら

リン   「もう、帰ったあとじゃない。私のお昼どうしてくれるのよ?」

       と、ネルの雄たけびが重なる。アリーも部屋に戻る

ネル   「何これ!信じられない!・・・あ・・・・ほんと、何なの?あのチャラ男ぉ!・・・・」
リン・アリー  「どうしたの?」
ネル   「チャラ男からメール」
リン   「しばらくそれと話てたら?」
ネル   「それどころじゃない。事務局からもきてる。このメンバールームは閉鎖だって」
アリー  「YOUとエラとひっついたから?」
ネル   「それだけなら、補充があってケイゾクされていくの・・・ほんと、信じられない」

          そう言ってる、らちのあかないネルの横からリンがPCを見る

リン   「UK・・・チャラ男ね・・・ふーん・・・・(黙読)さすがチャラ男、自分もやってるんだ、
      色んなこと、同じ匂いがしたわけね・・・。で、事務局からは・・・・
      へーなるほど。ネル、ご愁傷様」
アリー  「何?何が起きてるの?」
ネル   「・・・(呆然)こんなことってあるわけ?人を馬鹿にするにもほどがあるわよ!
      訴えてやる!」
リン   「YOUを?エラを?まさか、チャラ男?」
ネル   「事務局!ずさんすぎ!!」 

つづく


moto |M@IL日常こんな劇場(^▽^)ノネェネェd(@^∇゚)/前向きに

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