初日 最新 目次 MAIL


映画と本と私
本多志草
MAIL
掲示板
HOME

My追加

2002年08月31日(土)
ウォーターボーイズ(もっすご後読感わるいよー

面白かった。
確かに面白かった。
でもっ。
それって、後半30分の実演(ショーの事ね)の所と、
たまーに入るチョコっとしたネタだけじゃん。

最初からあったネタ(男子シンクロ)に、
映画用にムリクリ話作ってる感じだった!
もっと、こーー、
必然性がっ!がっ!

たとえばっ!
竹中直人にからかわれただけなのに、
ほんとに泳げるようになってたりとか。
(いや、これは大丈夫だったけど。やっぱり作り作りしてるとね。
そういう物まで目立って嘘臭くなってしまて!)
見放されそうだったのに、
結局竹中側の現実的アクシデントで見放されなかったりとか。
妻分木君は、
実演前に突然「教える気なかったでしょう?」とか言い出すし。
前振りをしろっ。ろっ!

たとえばっ!
夏休み前(つまり学祭の1ヶ月以上前)にもう釣り堀の用意してるし。
しかも魚の業者が水族館のオヤジだし。
(↑ココはほんと疑問でした。
どう見てもその後のつなぎの為の演出としか思えない。
必然性とかちっとも無い)
窓拭き終わったあと持ってたあのビニールは、
絵でも説明されてないし。

たとえばっ!
好きな彼女が実はシンクロの事知ってたとか。
しかもプレゼント用のパンツも作ってたとか。
しかも実演中に必要になって渡すとか。
出来過ぎ。

それにっ!
妻分木、大切にしてた鼻栓捨てられたのに、あんま怒んなかったし。
なら、好きな彼女が、
ちょっと前からの知り合いって事にしといてサー。
プレゼントは海パン+鼻栓のが良かったじゃん!
だって、妻分木はあれ(鼻栓)に、
ある意味コンプレックス持ってたんでしょ?
鼻栓つけて、うまく泳ぎたい(名誉欲、ね。)けど、
どんなにカッコつけても、所詮・・・って。
結局クリアされたのは名誉欲の部分だけだし。
ポケットの中を合成して見せるって、ありえない演出までしてるのに、
それは他の部員をシンクロに誘う時の勇気にしか使われてないし。
実際あんまり説得っぽいことしてないし。
(そこまでしなくてもみんな乗り気になったし)
もったいない。

カタルシスが無い。
全部物理的アクシデントですましてる。
そういうのは私みたいな理論派(へりくつ派ともいいます)がケチつけるんだよー
だからちゃんとやろーよー

そういうコメディー映画って言われたら、
そっか・・・って感じなんだけど。
えへっ。

何て言いながら、実演の所で、
ちょっと泣けた(だってみんな只の役者だし、
結構練習しただろうし>実際1ヶ月合宿したらしいし)。

キャラ作りも、個性的でかぶってないし
使い方うまいとちょっと思ったし。

好きではあるんだけど・・・
結局実際のロケの大変さ(合宿とかね)で満足しちゃって、
冷静にストーリーを見れなかった、って所もある、と、思う・・・
妻分木君には、非常に役者やってく為の糧になったみたいだけど。

っていうか、
やっぱり私はノリが悪いってことなのかなぁ・・・?
御託が好きDA!





↑エンピツ投票ボタン:良かったら押してねん。

←BBSにも!