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2001年09月26日(水) ■ |
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風の谷のナウシカ |
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言うまでもない有名どころのアニメ。 宮崎駿監督作です。
正直、好きじゃないです。 設定はすごいんだけどね。 それは尊敬するんだけどね。
何だか、 「こういう、こういう世界なんだよ!」 「こうなってるんだよ!」 「こう、こう、こう・・・!!」みたいな、 もう延々とその世界の説明を、 隙ができるとすぐそれを説明する。 何だか変なところに力入れすぎな感じがして。 もっと自然体で行こうよ、って言う感じです。
それはそれは、 押し付けにも感じるような世界観の出し方。 いや、好きなんだけどね。 それ以外は。
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2001年09月27日(木) ■ |
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アマデウス |
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正直、長かったです。 監督(もしくは脚本家)の、映画を作る上での 「この曲は絶対はずせない」という感じがぎっしりで、 モーツアルトへの愛がありありと伺えました。 ほんとに好きで作ったんだろうナァ。
天才って本当にいるのだろう? この映画に出てきた天才モーツアルトは、 曲の事しか考えられない、 他の駆け引きなんて一切考えていない人でした。 あー、何だかブルーになっちゃった。 でも、不器用でも、不幸でも、 すごい物を残した人だからね。 それがすごい。
…何だか映画の感想じゃないですね。
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2001年09月28日(金) ■ |
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200本のたばこ |
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『人間、肩ひじ張らなきゃハッピーなのさ』 1979年、ニューイヤーイヴのお話。 まず雰囲気がカッコ良い。 (そういう風に撮ってるから…?) ダサい所も、カッコ良い!
イヴで浮かれてバーに行ったり、ライブハウスに行ってみたり、 カフェで、チャイニーズレストランで、トイレで、路上で、 フッたりフラレたり。 カップルで、友達で、グループで、付き合いで。
見終わったあと、すごくハッピーになれる映画だった。 1人でニヤニヤしたりして、 もう本当にハッピー。
大人の女の人にも少女にも、いっこいっこの人生があって、 でも交わっても、こんなに一緒に騒げる。 すっごいハッピー。
最後の方の撮り方、話の作り手としてはちょっとズルイ感じもしたけど、 それでもこんなにハッピーにさせてもらえたから 全然オッケーな感じ。 すごく幸せ。
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2001年09月29日(土) ■ |
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ギャラクシークエスト(感想文完成) |
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先生オススメ映画。 基本的にギャグだけど設定がきちんとしてて、 起承転結も付いてる。 キャラクターも生きてるしね。 オタク少年が宇宙人を救うって設定、 相当ハッピー。 ああいう人種も必要かもね。
ベース: 昔ヒットしたドラマ(SF物)のサイン会やらイベントやらで食いつなぐ役者たち。 (主人公は船長役の役者)。
起: サイン会に来た宇宙人の 「われわれの星を救ってくれ」という言葉を仕事のオファーと勘違いする船長。 (その宇宙人達には「嘘」や「ドラマ」という概念が無く、 ドラマをドキュメンタリーとして見ていた。) ついていき、宇宙を見る。 初めての体験に感動、早速他の船員役の役者たちも誘うことに。 (伏線:ギャラクエマニアとの絡み、宇宙人が作った通信機がその子たちに。)
承: 他の船員たちが本物だと知った頃には二つの宇宙人間の争いに巻き込まれ、 本当の事を言えないまま敵と戦うことになる。 (また、その味方側のサーミアンって種族が純粋なんだよー。 どっか助けてあげたいような、さ。)
転: 敵宇宙人が宇宙船に侵入! 敵の口から嘘(テレビ上の存在)だと言われる。 酸素の供給ストップ、自己爆破装置スイッチオンなどをされるが、 役者たちの機転と「ギャラクシークエストマニア」たちの協力により 無事回避、俳優たちはドラマ通り配置の席へ腰をおろす。
結: 敵宇宙人の嘘を見抜いて勝利(素直に喜ぶサーミアン)、 地球へ宇宙船と帰還。 役者たちの絆も強まり、ファンの前に登場。 その後、ギャラクエは映画化されるというオマケつき。
大好きです。この話。 1人1人キャラが決まっていて、だから動きも決まる。 憎めない存在にしちゃう上手さがポイント。 伏線の置き方も上手くって。
ギャラクシークエストオフィシャルHP http://www.uipjapan.com/galaxyquest/
岡田斗司夫も好き。 http://www.netcity.or.jp/OTAKU/okada/
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2001年10月01日(月) ■ |
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吉原炎上、インアンドアウト |
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「吉原炎上」、 面白かったけど日曜の夜に放映していいのかなぁ? 芸術ってそういう面では許されるのかー。
花魁の人生を、少なくとも4つは入れて見る側に切なさ (花魁の選択肢の少なさ、未来の希望の無さ)を与え、 主人公の人生を生かす、けっこう上手い設定。 でも、あの岸田さんのナレーションは不要な気も…。 伝えたい事もあいまいになっていたし。
ベース: 父の死と共に借金を背負った主人公、 吉原に売られる事に。
起:最初の客取で逃げた時会った男との再会 (実は財閥の跡取=金持ち)
承:男が金を払って通ってくる日々(しかし抱かない)。 仲の良かった花魁、尊敬していた花魁の 死、発狂によって出来てくる 主人公の「花魁に対しての視点」。
転:財閥の跡取、立場を追われる。 主人公に結婚を申し込む客登場、 跡取のハッキリした借金工面の申し込みを断る (花魁と色恋をはっきり別けた主人公) 花魁の花を咲かせる事を告げ、実行。 跡取は他の店の花魁と色恋。
結:やはり跡取が好きだと気付いた主人公。 しかし今更遅いと他の者から告げられる。 結婚の申し込みを受け、町を出ることに。 町を出て数分後、吉原炎上。 なりふりかまわず引き返し、切なさをもって吉原を見つめる。 (やっぱりここら辺スッキリしてない・・・。 映画ってそんな物?)
大正の時代背景、花魁の切なさが良かった。 ストーリーとしてはありふれてたが、 結局伝えたかったのは時代・・・?
「インアンドアウト」 アカデミー賞を受賞した教え子が授賞式で「彼はゲイだ」と発言。 一週間後に控えた結婚式を前にゲイ疑惑を受け、 否定し、怒りまくり、 ほんとの男になるためのマニュアルまで買い込む主人公。
コメディータッチで好き。 笑えるし、ちょっとホロリとするし(私はした)。 パッケージの解説を見てから見たので、 展開にビックリしたし。 教え子がなぜそんな発言をしたのか、 見えてこなかったが(実際教え子が先生に再び会うシーンもあったのに)、 コメディーとしては良いのかな。このくらいで。 ハッピーでなかなか良かった。
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2001年10月02日(火) ■ |
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猿の惑星 |
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ビックリでした。 あの終わり方。 力の配合としては、 ちょっと前半に入れすぎかな、という感じもしたけど。 (個人的に、前作からのイメージを壊す為かな、とも思ったのですが ただ私の中に前作のイメージがあるのでそれが壊れた為なのかもしれない。 もっと冷静に見なきゃ。) そのせいか、 一般的に見せ場だと言われる戦闘シーンが薄い感じがした。 同じインパクトを続けても駄目だと意識。 (ex,いないいないバー心理。 (漫画も同じなんだよね。)
いやぁでも、ラストは衝撃でした。 不条理この上ない。 モヤモヤした行き場の無い気持ちでいっぱいでした。 そこら辺は上手かった…!!! とりあえず、1000円分の価値大でした。
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