表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2005年11月10日(木) 「 トゥルーへの手紙」「親切なクムジャさん」ちょっと

「 トゥルーへの手紙」
A Letter to True
[2004年/78分] ブルース・ウェバー


動物を飼っている人は誰でも考えることだろうけれど、
私も、もし何かあった時、家の猫がひとりだったらどうなるんだろうと、いつも思う。
←あんこ嬢

「9.11のテロ以来、僕は旅先で君たちのことが心配でしかたがない」と、愛犬に宛てた手紙という形式で綴られる、写真家ブルース・ウェバーのプライベート・ヴィデオ的ドキュメンタリー。
生に満ちあふれ、美しく輝く映像に惚れ惚れする。
この映画を貫く“愛”ちゅうものに満ち満ちたやさしい美しさに目が離せなかったのだ。
大切な愛するものを失いたくないというレベルの平和願望は、すべての基本だ。

全編、犬を通じたエピソード映像のコラージュで綴られる。
ダーク・ボガード私邸のプライベート・フィルム(ブルース撮影)で、犬を通じて垣間見られる彼の私生活、パートナーとのエピソード。
エリザベス・テイラー子役時代の「名犬ラッシー」のフィルム。彼女と、ブルースのエイズで死にゆく友人とのエピソード。
ブルース家のサーファー犬や、やはりブルース家の犬の死を悼む仲間の犬のエピソード。
などなど他にも印象的なパート多し。
映画を見ながら、この子らがこのまま幸せでいられる世界であって欲しいと心から思う。
少々のセンチメンタル入りだが開き直ってしまうぞ。
(11/11 シネマライズ渋谷)


「親切なクムジャさん」Sympathy for Lady Vengeance
[韓国/2005年/114分]
監督:パク・チャヌク

マンガが原作の「オールドボーイ」より、マンガ的な印象。
思わぬところでふいに入る、意表をつくブラックなユーモアが絶妙。
2度ほど吹き出してしまった。


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るつ [MAIL]

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