2005年05月30日(月) |
「ライフ・イズ・ミラクル」「オープン・ウォーター」 |
◆ ライフ・イズ・ミラクル Life is Miracle [セルビア/2004年/154分] 監督・脚本:エミール・クストリッツア
大っ好きなクストリッツアの新作、オープニングから絶好調。 くぅーっ!たまらんぜぇとのびのびと安心して浸る。 いつもながらの不条理なドタバタ、大らかでエネルギッシュでハイテンションな世界、クストリッツアのノースモーキング・オーケストラの音楽がけたたましくそれが心地よく響くなか、さりげなくも大胆に政治情勢が語られる。 クストリッツアがセルビア人であるので、ボスニア戦争では悪党側にされてしまったセルビア側(この辺の事情の一側面が「戦争広告代理店」というドキュメント本に詳しく、心底面白かった!)が舞台となるが、当然ながら戦争に善玉も悪玉もなく、しみじみと納得したりする。 私見ながら、クストリッツアの中では「アンダーグラウンド」に次いで好きかも。 「スーパー8」は別格。
(5/30 at よみうりホール)
◆ オープン・ウォーター Open Water [アメリカ/2003年/79分] 監督・脚本:クリス・ケンティス
“サンダンス映画祭観客賞”に弱い私。 ちと期待が大きすぎたみたい。 いや、カナズチの私、充分怖かったけど。
(5/31 at 明治安田生命ホール)
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