2005年05月10日(火) |
ルオー展/ゴッホ展/ベルギー象徴派展 |
◇ 出光コレクションによる「ルオー展」 私はルオーが大好きだぁ。 所蔵する出光美術館ではルオーコーナーで小出しにしているものを、今回どどーーーんと気前よく現代美術館へ貸し出し、一気に展示の偉業。
たまたま前日、突然聴きたくなってアルヴォ・ペルトの音楽を私的大特集で聴いていたのだけれど、ルオーを見ながら思い出した。 ルオーとアルヴォ・ペルト、似ている。 ジャンルは違うけれど、共に内に向かう視線とその先にある魂がたまりませぬ。 展示替えもあり、後半に再度行くつもり。
現代美術館では同時に「ハウルの城展」なるものを開催していたのだが、ルオーと両方鑑賞すると少々割引になるらしく、ハウルに来たのだろう親子連れが時々早足で通り過ぎる。 小さいお友達には暗〜くて陰気なルオー、トラウマになったらどうする! (5/8 at 東京都現代美術館)
◇ ゴッホ展 人気のゴッホ展の終わり近く、とにっかく混んでいた。私もそのひとりなのだが。 噂には聞いていたので平日の朝に行ったのにこれだ。 もうゆっくりと見ることは不可能。 人の流れのペースでのろのろ見る気にはなれず、とりあえず見たい絵だけをちゃっちゃと鑑賞。「夜のカフェテラス」「糸杉と星の見える道」本物があると思うだけでどきどきしてしまうのに・・なかなか集中できない。 何故だか前に人がいなかった「麦の穂並み」が気に入ってしまった。好みではあるのだが、人が周りにいないことで集中できたからなのか。 その後ざっと見るが、ゴッホの生涯に沿っての流れ・影響を受けた作品までも展示など興味深いことこの上なし。 ゆっくりともう一度見たい〜。相当不完全燃焼。 教訓・・人気の展覧会は早めに・・っていつも思う。学習能力ゼロの私。
いつも列を作っているので敬遠していた近代美術館内のレストラン「クイーンアリス・アクア」。今回オープンと同時に行ったらすんなり入れた。 ・・・・。料理以前の問題が山ほどあるように思う。もう二度と行かない。 とはいうものの、心底キモチの良い陽気だったのでオープンテラスに席を取ったのは大正解。皇居のお堀を眺めつつちょっとした幸せを感じる。 (5/9 at 国立近代美術館)
◇ベルギー象徴派展 19世紀末、ウィーンでは「ウィーン分離派」、イギリスでは「ラファエロ前派」が花開いた頃、ベルギーでは「ベルギー象徴派」が活動を始める。 ウィーンやラファエロ前派に比べるとちょっとマイナーの香り漂う。 特に好みではないのだけれど、主題をギリシア神話や物語や聖書などから取った絵の数々は楽しい。 (5/11 at Bunkamuraザ・ミュージアム)
◇ジョルジュ・ラ・トゥール展 性懲りもなく三度目。→1度目の感想 やはり「荒野の洗礼者聖ヨハネ」素晴らしい。 (4/19・5/20 at国立西洋美術館)
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