2005年03月23日(水) |
「コーラス」「エイプリルの七面鳥」「ブリジット〜」印象のみ |
3月に見た映画がたまってしまった。 見てからかなり時間が経ってしまっているので印象のみ。
◆コーラス Les Choristes [フランス/2004年/97分] 監督・脚本:クリストフ・バラティエ 製作:ジャック・ペラン 合唱:サン・マルク少年少女合唱団 出演:ジェラール・ジュニョ(バティニョールおぢさん)、ジャン=バティスト・モニエ
冒頭、ジャック・ペランが母親の葬儀で田舎に帰り、彼の子供時代の回想が始まる・・というところで思わず「またもニュー・シネマ・パラダイスやりますかいっ(こっちは母親じゃないけど)」と詰め寄りたくなったが流す。 素直でしみじみ良い映画のお手本系だが、かなり甘くぬるい。 が、ジャン=バティスト・モニエ少年のボーイ・ソプラノに、スクリーンの向こうに引きずり込まれそうになる。 あぁ、美し。 少年の一時期の声を永遠に留めおくため、カストラートを作り出した昔の権力者の気持ちも分からなくもない・・などと外道の発想が脳裏をよぎったりする。いかんいかん。
(3/10 at 日仏学院エスパスイマージュ 4/9よりシネスイッチ銀座他ロードショー)
◆ エイプリルの七面鳥 Pieces of April [アメリカ/2003年/80分] 監督・脚本:ピーター・ヘッジズ 出演:ケイティ・ホームズ、パトリシア・クラークソン、オリヴァー・プラット
2度目の鑑賞。 20歳の小娘にこの映画を見せるのは、正しい親の姿だ。ふっ。 (「バッド・エデュケーション」も共に見に行ってしまった親なのだが・・。) 最初に見た時も、少々涙で画面がぼやけてしまったけれど、はらはらしつつのスリリングな展開が緊張感を持たせてくれていた。 が、ストーリーを知った上で見るともうだめ! この上なくいい奴だった恋人を見ただけで泣けてくる。 エイプリルの健気さを見ただけで泣けてくる。 ママを・・・以下略。 映画を見る幸せに感謝。
(3/22 at ギンレイホール)
◆ ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 Bridget Jones: The Edge of Reason [アメリカ/2004年/107分] 監督:ビーバン・キドロン 出演:レニー・ゼルヴィガー、ヒュー・グラント、コリン・ファース
これほど退屈であきれ果てる映画を見たのは久しぶりで、それはそれですごい。 たとえ幸せな恋をしているただ中の人が見ても共感は出来ないだろう。 共感できる人がいるとしたら、この映画でのブリジットと同類だけか。 前のブリジットが面白かったので、つい見てしまった私が愚か者か。 記憶消去。ぷしゅ。
(3/23 at TOHOシネマズ市川)
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