2005年03月21日(月) |
東響+藤原真理 東フィル+古澤巌 |
−都民芸術フェスティバル−2005 1月から3月まで様々な分野で上演されていた都民芸術フェスティバル。 今年で37回目を迎えるという長い歴史を持っている。 オーケストラ分野では在京8楽団の演奏がかなりリーズナブルなお値段で聴くことができるという美味しさ。 チケットを買ったもののどうしても行けなくなった日もあったが、今月はこの2楽団を聴いてきた。
◇東京交響楽団 指揮:大友直人 チェロ:藤原真理 スメタナ:連作交響詩「我が祖国」より”モルダウ” ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト短調
最初、どうしようと思った。 「モルダウ」の出だしのフルートがキモチ悪い。その後の弦も汚い・・感じだ。 そして次は大好きなドヴォルザークのチェロ。藤原真理はつつがなく演奏。 1曲目でどうしよーと思ったフルートだけれど、ここではチェロとの絡みがとても良かった。「モルダウ」の出だしの2台のフルートのうち片方の責任だったんだと思い当たる。 休憩後、3曲目のドヴォルザーク8番は、これが前半と同じオケなの?ってほど、力強く魅力に溢れココロ惹かれる演奏だった。 指揮者の大友直人は遠目かっこいい。
(3/17 at 東京芸術劇場)
◇東京フィルハーモニー交響楽団 指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン ヴァイオリン:古澤巌 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」
1曲目シュトラウス「ドン・ファン」は初めて聴く曲だったが、すっかり好きになる。 というのも演奏が良かったからか。 2曲目のチャイコフスキーのバイオリンはつまらないものになってしまった。 古澤巌は、第1楽章どーしよーってほどオケとのテンポが合わなくて・・というか、だだをこねている感じで、キモチ悪く聴くのが辛い。指揮者もバイオリンに合わせようと必死。が、第2楽章から何とか持ち直したのはこのオランダ人指揮者の功績。
(3/21 at 東京芸術劇場)
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