2005年02月20日(日) |
ダンス・パフォーマンス「移動の法則」水と油 |
◇「移動の法則」水と油
こ・これは素晴らしい!!ずっと気になっていた水と油。 何故にもっと早く足を運んでいなかったのか悔やまれる。
パントマイムの動きを基本に据えつつ、パフォーマンスとダンスを繰り広げる“水と油”は4人のグループだ。 ひとりの動きだけだと少々退屈で古くさいイメージを持ってしまうパントマイムだが、4人で動くとそこに線が出来、流れるようなリズムが生まれる。
不条理で不可思議な世界を、まずマイムで見せてくれる。 マイムなのでもちろんセリフなしでコミカルに語られる。 この計算され尽くした意識の流れとそれに連動する動きはすこぶる興味深く面白い。 ・・でも、マイムがちょっとベタかな?と思う瀬戸際で、ダンスが始まる。 筋肉を制御した緩やかな動きが美しい。 それがアンサンブルになると、より輝きを増す。 シンプルでハイレベルな音楽と照明と舞台装置は、理知的な動きをより効果的に見せてくれる。
久々に大満足の舞台だった。 水と油、もう絶対に見逃しません!
(at 新国立劇場小劇場)
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