表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2003年11月21日(金) 「私の小さな楽園」

◆「私の小さな楽園」EU TU ELES ブラジル映画 2000年
 監督:アンドリューシャ・ワディントン
 音楽:ジルベルト・ジル
 
今日一日、引きこもり気分だったので玄関出る時心が揺れた。出かけたくない。
でも私の本能が、この映画を見逃してはいけないと告げていた。
見逃さなくて良かった!と心の底から思えた一本。

新鮮で瑞々しくもあり、たまげるほど老練でもある。
現実にはありえなさそうな大らかな展開、見た後に知った事だが実話がベースらしい。
この展開をセリフで説明すると、とたんに嘘臭くなった事だろう。
彼らのその心情の説明を始めると何時間あっても足りないし、語ろうとしても彼らには語るべきちょこざいな言葉がない。
悠々と流れる時間と潔い省略に必要最低限のセリフ。
美しい映像。
心に沁みる音楽。
そこはかとなく漂う可笑しさ。

これは私の今年のベスト5には入りそうな気がする。
他の4本は何も考えちゃいないけど。


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るつ [MAIL]

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