◆「私の小さな楽園」EU TU ELES ブラジル映画 2000年 監督:アンドリューシャ・ワディントン 音楽:ジルベルト・ジル 今日一日、引きこもり気分だったので玄関出る時心が揺れた。出かけたくない。 でも私の本能が、この映画を見逃してはいけないと告げていた。 見逃さなくて良かった!と心の底から思えた一本。
新鮮で瑞々しくもあり、たまげるほど老練でもある。 現実にはありえなさそうな大らかな展開、見た後に知った事だが実話がベースらしい。 この展開をセリフで説明すると、とたんに嘘臭くなった事だろう。 彼らのその心情の説明を始めると何時間あっても足りないし、語ろうとしても彼らには語るべきちょこざいな言葉がない。 悠々と流れる時間と潔い省略に必要最低限のセリフ。 美しい映像。 心に沁みる音楽。 そこはかとなく漂う可笑しさ。
これは私の今年のベスト5には入りそうな気がする。 他の4本は何も考えちゃいないけど。
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