Howdy from Australia
←|目次|→
フィットネスクラブの会員になった翌日からなんと四日連続で通ってしまうほどはまっている。飽きっぽいので最初から飛ばすのはよくないんじゃないかと思いつつ、これがいいストレス発散になっている。毎月一定額が銀行から引き落とされるので、回数行かないと元が取れないというせこい根性も手伝って、長続きしそうである。インストラクターにも事前に、今日初めてなんです!と売り込んでおくと、特別丁寧に教えてもらえたりしてとってもお得。
でも、水曜日のアクアというクラスは普通に泳ぐより辛くてどうしようかと思った。体操みたいなのを期待して参加してみたものの、水中を全速力で走らされてへとへと。
また、色々な形の浮きを使うのだけど、私にはちょっと強力過ぎというか、他の参加者は細長い浮きを足で踏みつけてその上を歩く練習をしているというのに、私はその浮きが自分の体重で沈んでくれないので、まず、踏みつけることすらできない始末。どんなに一生懸命足で押さえても、ぷかーって浮かんでくる。あたふたと悪戦苦闘している間にその練習は終了。インストラクターが親切な方だったので、思わず帰り際に「楽しかったのでまた来週も来ます」なんて口走ってしまったが、あの浮きは曲者である。
遠距離恋愛は自分には絶対無理だし、性格的に不向きであろうと思っていたら、そういう状況にやむなく置かれてしまった。唯一身近でわがままを言える相手だったので、たまにどうしようもなく切なくなったりする。それなのに、毎度毎度のことながら、電話では何故か憎まれ口しか叩けない。
日本人同士細かい所まで言葉が通じるせいで議論になったらごまかしは一切通用しないし、どんなに長く海外生活をしていても「ダーリン」だの「ハニー」だのという甘いささやきとは無縁だったりする。ま、細胞相手に愛を語られても困るけど。
|