Howdy from Australia
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「病院の研究職だから」というただそれだけの理由で、ろくに下調べもせず応募書類を送ったのが2月2日。その後2月16日に面接に呼ばれ、翌日には採用の電話があり、2月最後の今日が初出勤だった。
職場までバスで片道10分、電車でも一駅の距離なので、通勤はかなり快適。今日も約束の時間より40分も前に着いてしまった。バスの時間を一本遅らせても余裕かも。
今日は初日ということで、施設を見て回ったり、実験を見学したり、今後予定されている研究について簡単な説明を受けたりした。広大な敷地の中には図書館や郵便局を始め、大学のキャンパスもあり、まるで迷路のよう。建物は古いけれど、機材や施設はかなり充実していた。相部屋ながらも自分専用の机が用意されていて、ここで働くんだ!という実感がわいてきた。
ようやく研究者として歩むことができるかと嬉しく思う反面、肥満研究(生化学)から今度は周産期医学(分子生物学)と、研究分野があまりにも違うので戸惑いや不安もある。
しかも、重大な役割を担わされる割に安月給なのだ!
再就職先が決まって日本にいる家族もとても喜んでくれ、指導教授も「ここで認められれば次につながるから。」と祝福してくれたけれど、まだまだ下積み生活から脱却できそうにない。
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