Howdy from Australia
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今日は研究室仲間の友達に夕食にお呼ばれされていた。台湾出身の彼女は昨年ずっと付き合っていた眼科医の彼と結婚。ご両親は台湾にお住まいなのだが、隣の建物には弟さんと妹さんも豪州留学中。妻でもあり、姉でもあり、研究生でもあり、超多忙な毎日を送っている。
そういえば、私の引越し先が彼女の家の近くに決まった時も、卒業後日本に帰らないと決めた時も、ものすごく喜んでくれた彼女。喜怒哀楽がはっきりしていて、思った事を包み隠さず、ずばっと言うので最初は正直戸惑ったけれど、時間をかけて仲良くなると、性格に裏表がないことがよく分かった。最近では、毎月恒例のように夕食会をするようになり、親密度がいっきに増したように思う。
そして今日仕事帰りに友達の家を訪ねると、テーブルの上に所狭しとご馳走が並んでいてびっくり。6つ並んだお茶碗にはすでにご飯がよそってあって、お箸がそろえて置いてある。疲れて帰ってきて、夕食が用意されてあるって、何てありがたいんだろう。絵に描いたような家庭の食卓に幸せを感じる。
白菜の炒めもの、具沢山のスープ、鶏の煮物、ピーマンと鶏のタイ風炒め、いんげんとにんにくの炒め物、トマトと卵料理、スペアリブ、ひき肉をはさんだ豆腐料理。
三人の女性(友達、妹さん、シェアメイトの女の子)が2時間かけて作ったという料理はどれも美味しく、わいわいがやがやと大勢で食事をするのはとても楽しかった。前日に焼いたクッキーとパウンドケーキを持参したら、結構好評であっという間になくなった。タルトとかチーズケーキが個人的には好きなのだけど、冷蔵庫に入れる必要のないお菓子といったらこれぐらいしか浮かばなかった。
「5人分作るのも6人分作るのも同じ手間だから、来週の水曜日も仕事帰りに是非うちにおいでよ!どうせ、Mもいないし、一人で夕食を取っているんでしょ。」
と誘われ、来週もお邪魔することに♪Mがいないのもたまにはいい口実になるかも。
「来週もクッキーとケーキ、忘れないでね!」
と、妹さん。それを聞いて、「私の友達なのよ」とたしなめる友達。二人のやりとりが笑いを誘う。何だか大家族の一員になったみたい。
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