Howdy from Australia
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2004年09月25日(土) 変化

日本に一時帰国するMを空港へ見送りに行くと、どこの受付カウンターも長蛇の列でごった返していた。何事かと思わずMと顔を見合わせる。どこまでも続く列の最後尾に並ぶと、係の人と思しき人がお客一人一人に飴と出国カードを渡しながら、事情を説明していた。コンピュータの故障でチェックインの手続きが手間取っているらしく、予定より大幅に遅れての搭乗になるらしい。

結局長時間待たされた挙句に、搭乗券を手にして戻ってきたMは足早に出国ゲートに向かうはめになり、落ち着いてコーヒーを飲む時間すらなかった。しんみりとする暇もないほど慌ただしい別れ際だったが、それも私たちらしいような…。

時計を見るともうお昼になっていたので、美容院にその場で電話をする。ここ1年ほど同じ日本人の美容師さんにお願いしているのだが、幸運にも当日予約で大丈夫だった。おまかせで切ってくれるのが嬉しい。春・夏使用ということで、またしてもまたしても短くなった。毛先がはねたような軽い感じにしてくれたが、明日の朝自分で整えたら同じヘアスタイルにはならないんだろうなぁ〜。

帰ってきてソファにごろりと横になっていたら、ウーロンゴン時代の友人から電話があった。あと30分ほどで私の家の近くにあるラーメン屋さんに来るから、一緒にどうかという。もちろん即OKの返事。

留学当初からの知り合いで、当時彼と彼女だった二人(香港人と台湾人のカップル)は一昨年結婚し、今は1歳になる男の子がいる。先々週1歳のお誕生日会に招かれた時に、そのラーメン屋さんの話で盛り上がり、来る時は一言連絡してよ、近いんだから!と言ったのを律儀に覚えてくれていたらしい。

ここのラーメン屋さんは結構人気で、いつ行っても混雑している。毎回違うメニューに挑戦しようと思いつつも、例の如く元祖東京ラーメンを頼んでしまう私であった。

食事をした後、家まで送ってくれたのだが、「息子がもうじき眠くなるだろうから、お宅には寄らないでこのまま帰るわ。申し訳ないけど、また今度ゆっくりお邪魔するわね。」と言った彼女に、月日の流れを感じた。

初めて会った時、彼女はまだ18歳だったのだ。それが今では、おむつや哺乳瓶などベビー用品一式を洒落っ気の無い大きな黒いカバンに肩からさげ、息子が一日でも早く一人で歩けるようになることを何よりも望んでいるお母さんなのである。育児ってすごい!


yumiko |mail

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