2005年10月18日(火) |
FP → 有機体の発見? |
こんにちは、カン・チュンド です。
(7年前のわたしです)
自分が何も「知らない」ことに気付いたわたしは 冷静に自分が属している業界を眺めるようになりました。
不動産の仲介業 とは(いってみれば)規制 に守られた産業です。
例えば「仲介手数料」は 物件価格の3%プラス6万円 が上限とされています。
(なんでやねん?)
ほとんどの業者は無意識にこの上限報酬を請求し、 ほとんどの消費者は無意識にそれを支払っています・・。
(ちなみに消費税もかかります)
いったん 規制 が撤廃されれば = 競争原理 が導入されれば、 小さな、付加価値 を持たない不動産会社は たちまち淘汰されるのではないか?
わたしはそう思いました。
もうひとつ、
わたしが井の外に出るきっかけとなったのが 当時の日経新聞の広告です。
(以外と単純なわたし 笑)
「あなたは 変化 をピンチだと思いますか? チャンスだと思いますか?」
わたしはすかさず「チャンスや」と呟いて(笑)
ファイナンシャルプランナーの資格を取るため、 ひそかに勉強を始めたのです・・。
当時、勤めていた会社が損害保険会社の代理店をしていたため、 損保の知識はほんの少しありました。
しかし金融(ファイナンス)全般を見渡してみると、 わたしの頭の中は ほとんど「真っ白」。
(まさに小学校1年生状態でした・・)
ライフプランニング、保険、金融資産の運用、相続、税金など、
ひとつひとつ手探りで、 ゼロの地点から ゆっくり遊泳し始めました。
しばらくすると、不思議なことに気づいたのです。
それぞれの「分野」は単独で完結した形を取っているのではなく、 縦に横に、互いが絡み合い 影響し合っているのです。
それはよーく見ると、
複雑な動きを成す、巨大な「有機体」のようでした。
「あー、これがファイナンスいうもんか・・」
(なにしろ小学生がはじめて目にするのです 笑)
わたしは 生物の時間 で 「生態系」の奥深さ を理解できた時のような【感動】を味わっていました。
上記のようにわたしが【感動】できたのは、 (もちろん)何も・知らなかった・から ですよ(笑)
「これだったら、とことん勉強する価値があるだろう」
そう思ったわたしは FPの学校に通う決心をしたのです。
その時は熊が水を飲むように?勉強しました。
こんなに勉強したのは アメリカに留学していた時以来でしょう。
あの「有機体の発見」が わたしの大きな転機 となったのです。
さーて、ここまで読まれて 「それでカンさんは FPとして独立したのですね? よかったよかった・・」
と思われますよね?
「でも、カンさんは不動産出身。 それがどうして 資産運用 なのですか?」
という 疑問 が湧いてきませんか?
・・・・
はい、(実は)わたしもさんざん悩んだのです。
続きは次回に。
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紫禁城で跪くわたし
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