嗚呼!米国駐在員。
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2006年05月18日(木) アメリカ人のプレゼン

ある企業のプレゼンに参加したのだが、毎度のことながらアメリカ人のプレゼン慣れというか、堂々とした態度には恐れ入る。

彼らは小さいときから堂々と人前で自分の意見を述べる教育を受けており、その事に慣れているから、多人数の前でも何も動じない。そりゃ絶対無理だろ、何を偉そうな、というような内容の理想論を自信満々に発表する。

そして、日本人にとって何とも真似できないのが、お決まりのようにクソ面白くないジョークを節々にはさむ。それを聞いて聴衆はドッと笑うのだが、我々にとっては例え英語で意味が分かっても何も面白くない。デーブスぺクターのジョークが面白くないと言われたが、彼のギャグはそれでも日本流にアレンジされているからずっとマシだ。
ただ、プレゼンで軽快なテンポで頻繁にギャグをはさまれると、ちょっとキツイ。やはり日本人はクソマジメということなのだろうか。

前に通ったプレゼンテーション講座で、「適度なジョークで場を和ます」というのも重要なスキルだと教わった。
確かに、聞いている方からすればその方が話の内容に引き付けられ、より興味を持つことが出来ると思う。では、なぜアメリカ人プレゼンにはさまれるギャグが気に障るのか?

結局は、やはりアメリカギャグが全く面白くない、という事だ。
そして、そのギャグを公の場で自信満々に言われることが、どうも肌に合わないのだろう。こちらとしては、周りのアメリカ人がドッと笑うのに、1人だけ難しい顔をしているのも何だか居心地が悪い。

仕事とは別に、アメリカで自分のギャグが受けるようになったら駐在員としては一流と言われるが、逆にそうなったら日本に戻れば単なるウザイオッサンだな。




Kyosuke