嗚呼!米国駐在員。
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2006年03月17日(金) |
「勝って欲しいよねぇ、絶対に。」 |
昨日は朝5時に家を出て空港に向かい、日帰り出張。 連日の出張で身体がクタクタ。座席に座るなり爆睡で、ドリンクサービスも気づかずにデトロイト到着。17日はセントパトリックデイ。「パーティで会社は昼までよ」という、すっかり休日ムードの取引先との面談を終わらせ、久しぶりに日本食レストランへ向かう。
カウンターに座って、カツどんとうどんのセットを注文。 ぼんやりとBS放送を見ていたら、スポーツコーナーに入りWBCの話題になった。と、それまで無言でもくもくとカウンター越しで夜の仕込をしていた店の大将がボソッとつぶやいた。
「勝って欲しいよねぇ、絶対に。」
適当に相槌を打つと、怒涛のように話し出した。
「もう単に勝つだけじゃおさまらない。どうせアイツラは僅差で勝ってもイチャモンつけるだけだ。もう10対ゼロ、いや、20対ゼロでもいい、圧倒的に差をつけて勝たなきゃダメだ。だいたい、アイツラはうるせえんだよ。それに、・・・・・・・・・・・・・・(以下割愛)」
他に客がいるのになあ、ええんかそこまで言って、と思い、特にコメントも返さなかったのでそれ以上のやりとりはなかった。ただ、気持ちは理解出来たし、自分もそう望んでいた。
今回の韓国チームは本当に気合が入っているし、よくまとまったチームだ。投手力も充実しているし、一発も打てる。認めざるを得ない。それに、ここまで6連勝と勝ちまくっているのに、監督は、「我々はまだアメリカと日本からは学ぶべき立場だ。」と、非常に謙虚である。悔しいくらいだ。
ここまでの試合、日本はイチローがそうであるように選手に気合が入りすぎていて、それが画面からヒシヒシと伝わってくる。絶対に勝たなきゃいかん、という思いが伝わってくる。でも、それでいい。よく、楽しんでやれ、なんていう言葉を特にアメリカで聞くのだが、日本人にはそんな姿は似合わない。いいじゃないか、鬼のような必至の顔をして試合したって。そんな日本代表を誇りに思う。
韓国が強いと認める訳にはいかない。認めたくない。日本人として、当然の感情だ。
今晩は絶対に勝って欲しい。
Kyosuke
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