嗚呼!米国駐在員。
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2006年03月12日(日) あのシーンにがっかり

野球ファンとして、ほんとうにガッカリしたシーン(クリック)だった。

いうまでもなく8回のタッチアップシーン。
誰がどうみてもタッチアップ成功で日本は1点リードするはずだった。

西岡の離塁が早いのでは?、とした米チームがボールを3塁に回し、一旦、3塁審判はセーフの判定。それでもアメリカのマルティネス監督が「三塁走者が塁を離れるのが早かった」と抗議し、ホームアンパイヤが2塁審判に聞いてすぐに「アウト!」の判定、判定があっさり覆った。


テレビで生中継を見ていたが、一体何が起きたのか分からなかった。

ベースに一番近い審判(オーストラリア人)がセーフと言った判定が、球審(アメリカ人)と2塁審判(アメリカ人)が一言(約2秒)話をして覆った。

こんな事があっていいのだろうか?

球審は、3塁審判の判断を全く無視したのだ。画面にはアメリカの監督がガッツポーズのシーン。テレビのリプレイでは何度も問題のシーンが流れるが、何度見てもアウトの理由が分からない。ESPNの解説者も、この判定には非難をしていた。

なんともやるせないシーンだ。何度見直してもキャッチしてからスタートしている。誤審も誤審だが、これでアホみたいに大喜びするアメリカチームにもうんざりだ。


当然、王監督が必至に抗議したわけだが、その間、日本チームは守備につかずベンチで状況を見守った。つまり指揮官に委ねるべく立派な応対をしていた訳だが、試合終了後のアメ記者は、「日本の選手は抗議してなかったからあのジャッジは正しいんだよ!」と抜かしていたという。じゃあなんだ、選手全員で審判に詰め寄れっていうのか?

スポーツにアウェーの洗礼はつきものであるが、こんなミエミエの判定覆しはない。

そもそも、こんな国際大会で審判がなぜ第三国から派遣されないんだ?なんでメジャーじゃなくてマイナーのヘッポコ審判なんだ。特に主審は、メジャーをクビになった審判だ。これがサッカーのワールドカップなら大暴動だ。

サヨナラヒットのロドリゲスが、「バック(マルティネス監督)がこの日の最優秀選手だ」と答えていたが、お前はアホか。
世界一の給料もらって、プライドはないのか?


誤審のせいで負けたとは言えないけども、本当に貴重な一点をフイにされた。スポーツなのに、何だか嫌なアメリカを垣間見たようで本当に気分が悪い。




Kyosuke