嗚呼!米国駐在員。
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2006年03月05日(日) WBC日本敗戦にガッカリ

昼から降り始めた雪が夕方になっても止まらない。
こんな日に出張でなくてよかった。最近は多少日が長くなってきたが、春はまだまだである。


朝起きてすぐに、夜中に録画しておいたWBC韓国戦のビデオを見た。

1回、2回と5安打で2点を先制。この2試合の好調な打撃振りが続いていたと一瞬信じた。そして四回2死満塁で、西岡のライト右へのライナー性の当たりを李晋暎が横っ飛びでキャッチする超ファインプレー。このプレーを見たとき、何だか嫌な予感がした。抜けていれば3点入り、試合の流れを有利に展開できたはずだ。その後は1点を取りに行って、1点も取れず。ピッチャーはよく頑張ったが、打撃陣の層の薄さが隠せない。終盤の大振りポップフライの連続は、見ていて情けなくなった。そして李に2ラン打たれてそのまま敗戦。

負けた後で言うのもどうかだが、セリーグの首位打者の青木はどこにいってしまったんだ?松井の代役、福留がサッパリ働かないから、何故青木を出さない?確か前の試合で代打で出てヒット打ったはずなのに。そもそも、なんで中国戦なんかに上原を送り込んだのかも疑問である。

まあ悔しいけど、この試合でのレベルもハングリーさも韓国の方が上回ったな。韓国は、声をかけたメジャーリーガーが全員参加。彼らは普段はアメリカで孤独に頑張っているのだが、今回韓国人で集まったこの最高のドリームチームで生き生きと一丸となって戦っていた印象を受けた。日本は松井と井口が辞退した訳だけど、戦力的というよりもこうしたチームの求心力という意味での影響は否定出来ないはずだ。

テレビ中継(EDPN)で、イチロー発言「30年は日本に追いつけないと思わせるような勝ち方をしたい」 が何度も何度も何度も放映された。在米韓国人を大いに刺激したはずだ。そして、偶然だと思うが死球はぶつけられるし、ついには最後のバッターになりあっけなく内野フライ。韓国人にとってはたまらない試合だったろう。


幸い、日本代表は望みが消えたわけではない。
韓国に雪辱する機会も、 優勝候補アメリカに勝利するチャンスもまだ残っている。アメリカで頑張って欲しい。







Kyosuke