嗚呼!米国駐在員。
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2006年03月02日(木) ホテル選択 / 空港セキュリティに喝!

アジア駐在員と話をするとき、外出の際はお抱えの運転手に行き先を申し付けて後は車でのんびり、というパターンが多いと聞いてうらやましいとも思うのだが、アメリカでは、レンタカー/ホテルの手配、移動、なんでも全て自分でやらなければならない。一見手間がかかるのだけど、会社の金を利用しながら自分の好きなようにコーディネイト出来るので、それはそれで悪くない。

飛行機とレンタカーは自然と決まるのだが、出張先のホテル選択に迷うことが多い。

いわゆる定宿というものが各地にあるのだが、もしかしたらもっと快適なホテルがあるのではないか、とついつい欲をかいてしまい、新たなホテルにチャレンジしてみたくなる。

昨晩はまさにそうであった。
宿泊したことのないホテルにいくと、いつも期待と不安が入り混じり、それが楽しい。
だが、今回は調べていたホテルの住所になかなかたどり着けなかった。レンタカーで周辺を回って限りなく近づいていることは確かなのだが、見つからない。ホテルに電話して指示された通りに車を走らせても分からない。もともと郊外の場所なのにこれほど不親切なホテルに腹がたち、思わずキャンセルの電話を入れた。で、結局はいつものホテルを予約した。多少設備が老朽化しているが、勝手知ったる場所にあるそのホテルはやはり落ち着く。だったら最初からそうしろよ、と自分に突っ込みをしたくなる。


それにしても、出張の度に思うのだけど、空港のセキュリティは本当になんとかならんのか、と思う。

ゲートの前では、ジャケット脱げ、ベルト取れ、靴を脱げ、と言われるままに従わなければならない。そして乗客が丸裸にされたような状態で一列に並べさせられる。

ゲートの向こうではくちゃくちゃとガムを噛んだ黒人に、「Next!」と言われてあごで手招きされて、恐る恐るゲートをくぐる。まるで囚人だ。だいたい、アメリカでは「Next!」と言われる事が多いけど、奴らはなんでそんなに偉そうなのだろう。

いつもと同じ格好をしていて金属などないはずなのに、たまにランダムでピピーと音が鳴り、それから先は横っちょに連れて行かれ、両手や足をあげさせられたりして全身をくまなくチェックされる。

セキュリティの担当も、自分が偉くなったかのように勘違いしやがるから尚更腹が立つ。政府の指示があるのだろうか、何故か黒人比率が高いのだが、ここぞとばかりにアジア人とか白人に対して容赦なく振舞っているように見えるのも気のせいではないようだ。また、そんな奴に「Thanks」などと言っているお気楽なアメリカ人もよく分からない・・。


いつものように、StandByで一本早いフライトに切り替えて帰宅。
この制度だけは非常に良い。




Kyosuke