嗚呼!米国駐在員。
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2006年01月23日(月) |
針とカッピングの効果 |
土曜日は昼から医者に行き、生まれて初めて針と吸玉(カッピング)というものを体験した。
中国人のドクターは、中国以外にアメリカと日本で医学の勉強を重ねており、患者に対して非常に熱心であり信頼が出来そうだ。
最初の30分は仰向けになって針治療。ツボを確認しながら手際よく、トントントンと針を入れていく。初めてなので浅くしてもらったけど、全く痛みは無い、と言うと、少しずつ深く入れてくれた。頭のてっぺんから足の方まで針が刺さっているはずなのだが、自分ではどこに何本入っているかさっぱり分からなかった。顔にもいくつか刺さっている。うっすらと刺激を感じながら横になっていると、あっという間に30分立ち、次はうつ伏せになってカッピング。ガラスの吸い玉に火(煙?)を入れて背中に付着させるるのだけど、熱くもなければ痛くもない。なんとなく背中が吸盤のようなもので吸われるのを感じながらリラックスしていると、これまたあっというまに時間が経過して終了。
カッピングを取ってもらうと、「ああ〜すごい色ですねえ」とドクター。 鏡を自分の背中を見てびっくり。場所によっては丸く切ったサラミのように吸玉の後がどす黒くクッキリ。ところが全く色がついていない部分もある。吸玉は、体内から対外に向けて刺激を与える唯一の治療法という。色の濃さで内臓の状態などが確認できると言われたが、どす黒い部分は明らかに内臓の機能が弱っているのだろう。
確かな実感はなかったのだが、血液がきれいになったような気がして帰宅。と、突然全身に疲労感が押し寄せてきてベッドへ直行。ちょっと横になるつもりが3時間も寝てしまった。突然血行がよくなって身体がびっくりしたのだろうか。それにしても実に気持ちのいい睡眠であった。こうして海外で生活していると、自分では意識しなくても神経をすり減らしていたのかもしれない。この治療はハマりそうだ。
これからもたまには身体の手入れをしてやらなければ、と思うけど、結局一番効果があったのは肉体的な変化よりも、自分の気持ちがリラックスしたことだろう。
(カッピングの効果) 皮膚の若さを保つ ホルモンや血を調整する 内臓諸器官を活発にする(内臓の活性、消化不良、便秘など) 自律神経を調整する (自律神経の失調、不眠症など) 筋肉に対して強力なマッサージ(肩こり、腰痛) 血液を綺麗にする( 糖尿病、リウマチ、内分泌疾患) 末梢血管の血行をよくする (冷え性、高血圧、低血圧など) ツボの刺激範囲が広い(健康管理、慢性疲労、予防医学など)
Kyosuke
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