嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2006年01月16日(月) 企業は人材、と偉そうに語る前に

「企業は人材である、やっぱり人材が大事だ」と、偉そうに語る中間管理職のオッサンはどの会社にでもいると思うのだが、そんなとってつけたような言葉を聞くたびに、そういうアナタの人材価値はどのくらいなんですか?と質問したくなる。人材、人材、と叫ぶ裏には、優秀な部下がもっといればもっとスムーズにうまくいくのに、という、いかにも他人任せの真意が汲み取れる。



部下をうまくコントロールしたいなら、まずは自分がもっと努力して自分の仕事をしっかり完結できるようになる事、そして、人間的にも魅力的になる事だ。
そうすれば自然と部下はついてくるものだ。こんな事も分からずに、とにかく部下を操縦する事が自分の使命、とばかりに部下への指示ばかりに躍起になるオッサンが多いものだが、誰だって無能な上司の下では働きたくない。経験があるのは認めるが、経験だけでは人は引っ張れない。今や、上司にも付加価値が必要な時代だから、年功序列で何となく昇進したオッサンの居場所はない。


どうも情報が下から入ってこない、とお嘆きの管理職がいるならば、それはアンタに話しても意味がないって思われているからである。



Kyosuke