嗚呼!米国駐在員。
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2005年11月27日(日) テレビで久しぶりに日本を見た

思わぬ所で久しぶりに日本を思い出した。
ミッシェル・ウィーが出場した日本の男子ゴルフツアー、カシオワールドオープンがこちらでも中継されたのである。

画像は日本のテレビ中継に使用されたものがそのまま放映されていたので、全て日本語の表示。実況は日系アメリカ人、解説は日本人だったのだが、どちらもお粗末な英語でとても聞きづらくてお粗末。これじゃあ、アメリカ人なんて誰もまともにこの中継を見ていられなかったのではないか。

ただ、結果的には1億円のギャラで出場してもらった16歳の経済的効果はそれなりにあったのだろう。ESPNでは高知の簡単な紹介もあったし、ウィーの夕食光景でうまそうな鰹も放映された。高知空港は入国審査が出来ないのに、2000万円かけて自家用ジェットでの入国を許可したVIP待遇を行ったとも報道されたが、日本でもこのツアーはそれなりに大きな扱いをされたのではないだろうか。


それにしても、久しぶりに日本でのゴルフ中継を見て感じたのは、セッティングの甘さ。フェアウェイを外しても簡単にリカバリー出来るラフ、というより、草が枯れきってしまっていたのだが。ラフからウェッジで簡単にグリーンオンしてしまうコースもどうかと思うが、グリーンもピン位置もやはりPGAとは差があるように思えた。世界でも有数のゴルフ大国日本なんだから、もう少しセッティングを厳しくして世界で戦える選手をどんどん生み出して欲しいと思う。まあ日本のゴルフはスポンサーの為のもの。セッティングが厳しくてバーディの出ない大会は面白くない、という理由でどんどん我がままスポンサーのいいなりで大会が運営された結果がこうなったのだろう。

選手でいうと、「お先」パットをみんなよくやる。
そういえば日本ではそうだったなあ、なんて思い出したのだけど、タップイン出来ないようなパットは必ずマークするPGAの選手を見慣れていると、「オイオイ、そのまま打っちゃうんかいな。」とこちらが慌ててしまう場面が何度もあった。これは、相手を待たせちゃいけない、なんていう謙虚な国民性が出ているんだろうか。後、どうでもいいけど、みんな「ダサイ」。なんじゃあのファッションセンスは。横田真一なんてガマガエルやで(これは顔か)。58歳のジャンボがまだマシで、後はひどい。プロなんだから、もうちょっと見た目にも気を使えないものかね。また、2ボールパターもはやっているようだった。

まぁ、狭い日本と土地がくさるほどあるアメリカでゴルフを比較する事がナンセンスであろうが、色んな意味で日本を思い出した。


そうそう、ウィーが予選落ちでどうでもよくなったこの大会だが、そういえば一体誰が優勝したんだろうか。テレビの中継も決勝ラウンドからはなくなってしまったからなあ。




Kyosuke