嗚呼!米国駐在員。
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2005年11月26日(土) ショッピングモールの駐車場は大混乱

本日も朝からショッピングに繰り出した。
昼が近づくにつれて、数万台かはあると思われる駐車場が満車になるほどの混雑振り。それは、日本の混雑とはちょっと異なる。本当に「大混乱」である。



日本なら駐車場に「満車」という表示が出て、その後に到着した車はお行儀よく列を作って順番を待つのが普通だ。ところが、ダウンタウン郊外のこのモールは、そもそも無料駐車場がビルの周りを360度にぐるりと囲む形になっているため、あちこちに設けられた出入り口から無秩序に車が流れ込んでくる。そこには誘導する係員などはいないから、運転者はその無限に広がる途方もなく広大な駐車場の中で、開きスペースを求めてウロウロと車を動かせなければならない。

そこには早い者勝ち、という世界がない。運とタイミングだけだ。駐車場を出そうな車を見つけるしか、自分の居場所を確保する方法がないのである。よって、昨日や今日のショッピングシーズンに満車の駐車場に入ってしまった車が効率的に駐車スペースを見つける為には、買い物を終えてモールから出てくる客をマークしてそろりそろりと尾行する事になる。そして、その車というのは当然何台もある訳で、そこではすさまじい駐車スペース争奪戦が繰り広げられるのである。普段は週末でも1台で数台分のスペースが使えるほどだから、こんな事態が起きるのは年にこの時期だけ。特別に誘導員を雇えばいいのに、とも思うのだけど、駐車場があまりに広大で出入り口も多いからどうにも整理のしようがないのだろう。


今日は運良く早い時間に到着したのであっさり駐車出来たのだが、モールを出た時にはまさに大混乱。何台の車かがさっそくこちらに目をつけるが、既に駐車場の中にはウロウロ車が何台も連なっていた。自分の荷物を車に入れて見ると、既に数十メートル先には指示器を出した車がこちらが出て行くのを待っていた。後ろには5台くらい車が詰まっていたがお構いなし。「私は絶対に動かないもんね。絶対ににあの場所に駐車するからね!」という運転席のおばちゃんのオーラがすごかった。



こんな駐車場での争いを見るのもこの時期の楽しみかもしれない。なんだかんだといいながら、昨日に引き続き本日はコートをお買い上げ。

この4連休で色々読もうとしていた本があったんだけどなあ。気がつけば明日が最終日だ。






Kyosuke