嗚呼!米国駐在員。
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2005年11月23日(水) 通勤途中の危険

深夜に降った雪がうっすらと積もる中での今朝の通勤。
車は4連休前でいつもの半分程度か。2車線の右側を走っていたら、左車線のやや前方を走っていた車が突然前方に割り込んできた。



あ、ヤバイ、ぶつかった。



と思うと同時に反射的にハンドルを右に切ってクラクションを思いっきり鳴らしていた(器用だな)。
ぶつかる寸前で相手の車は自分の車の左バンパーをすりぬけて入ってきた。ハンドルを切っていなければ100%ぶつかってやっかいな事になっていただろう。相手も絶対にヒヤッとしたはずだ。気がつくとそのままクラクションを鳴らしっぱなし。アメリカでは意外にクラクションは鳴らされないから、結構響いて目立った。



危ねえなあ。ったく、どんなボケや!



ウィンカー無しで割り込みされるのはよくあることだけど、もう少しで事故になったと思うと、今日という今日は頭にきてそのボケづらを拝みたくなった。

前に割り込んだ車は、何故か突然スピードを緩めてトロトロ走り。なんじゃこいつは。

こちらも左車線に出て追い抜きがてら、ボケ面を横目で見る。そこには安物の革ジャンを来た通勤途中の白人男性が、"見ないで下さい、スイマセン、スイマセン・・” オーラを出しながら、絶対にこちらに視線を合わさないようにして運転していた。完全に顔が硬直しているのが分かる。

その車を抜いて再度右車線に戻る。かなりスピードを落として走っていたのに、後ろにいるその車との車間距離はどんどん離れていく。あんなに先を争うようにハンドル切ってきたのに、もしかしてビビってる!?

まあ状況と危険度からして、こちらの車が死角に入って気がつかなかったのだろう。でなければ、あんなにすれすれに入ってこなかっただろう。そう考えて気持ちを切り替えた。




こういう場面に遭遇するたびに、もし事故になっていたら日本人の自分では被害者にはならないという可能性もあるかもしれない、という不安を感じる。

英語で完璧に言いたいことを説明出来るか、ポリスが差別するんじゃないか、という不安。


それは日本にいては感じられないモノである。




Kyosuke