嗚呼!米国駐在員。
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2005年11月11日(金) ガソリン価格の低下

今日はVeterans Dayだとかで、学校や銀行、官公庁は休み。
取引先も休みのところが多く、ただでさえ動きの少ない金曜日がいっそう暇であった。ロスの駐在員も暇だと言って用事もないのに長電話。ちなみにVeterans Dayとは退役軍人の名誉をたたえる日だとか。

それにしても、午後4時半でもう外は真っ暗だ。サマータイムが終わって一気に冬が近づいてきた。



ガソリン価格が急速に低下してきた。
ハリケーン「カトリーナ」がメキシコ湾岸の石油施設を襲った時、全米の平均ガソリン価格がガロン3ドルを超えたのだが、現在の平均価格は約2.45ドルまで下がってきた。去年は2ドルそこそこ、それから比べればまだまだ高いはずなのに、安くなってきたなあ、と感じてしまう。

アメリカの消費者も敏感に反応しているようだ。
新聞によると、燃費の悪いSUVの人気が再燃しているわけではないが、一時盛り上がった消費者の省エネ意識が低下しているようであり、この数ヶ月販売が好調であった燃費のよい小型車の売上げが若干落ちてきたようだ。 

11月24日のThanks Givingからクリスマスにかけては、日本とは比較にならないほど大規模なショッピングセールが全米で繰り広げられる。昨年水準から比べればガソリン価格はまだまだ高いのに、こうして少しでも値段が下がってきたのをみて、ついつい財布の紐をゆるめてしまう我々のような単純な庶民も多いはずである。これもお上の思うツボなのか。



Kyosuke