嗚呼!米国駐在員。
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2005年08月15日(月) アメリカで過ごすお盆

お盆だというのに、通勤風景も仕事も全くいつもと変わりがないアメリカ。

それでも、日本人としてはなんとなく気持ちが緩むのは確かだ。お盆だからのんびりしていいだろう、って。この感覚は何なのか。アメリカ人が独立記念日やTHANKS GIVINGの前後に上の空になってしまうのと同じなのだろうか。

米国駐在をしている日本人もこの時期に帰国するという人は多い。やはり親族や友人が集まりやすいからだろうけど、何もこんな時期に、とも思う。お盆に全社揃って夏休みという会社が多い(特に製造業)というのも確かだけど、うちの会社のように夏休みを取る時期が各自の選択に任されている場合、どの時期に休暇を取るかでその人の性格やライフスタイルなどが出てくるものだ。ちなみに自分の場合は、お盆は絶対外して7月初旬か9月に休みを取るタイプだった。正しいサラリーマンは取引先の都合に合わせてキチンとお盆に休暇を取る。もちろん、お盆に帰省というのも正しい姿である。自分はクソ暇なお盆に絶対に出社していた。わが道を行くというか、ツマラナイ上司にとっては扱いずらい部下というか。

それにしても、ウェブのニュースで、帰省ラッシュ、高速道路大渋滞、なんていう記事を見ると、日本はたまらんなあ、と思ってしまう。
自分の場合は運が悪くて、渋滞を避けようと深夜に出てもお盆をずらしてもいつも渋滞にぶつかった。そんなときに限って、「昼間は空いていて快適だったよ」という話を後で聞いたものだった。

車といえば先月に帰国した時に思ったのだけど、日本は結構自動車の運転マナーが悪い。渋滞していてもそうでなくても絶対に譲ってくれない、というか、意地でも横入りさせないぞ、というしみったれた人が多い。アメリカではそういうことは少ない。ウィンカーをつけずに曲がるアホは多いけど、ほとんど道は譲ってくれる。
日本は国土が狭いというのがその理由かとも思うけど、中国もクソ広い割には運転の節操がないから一概になんともいえないのだろう。

そんな下らない事を考えて、いつもと変わりなく日本のお盆は過ぎていく。


Kyosuke