嗚呼!米国駐在員。
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2005年07月27日(水) 米人スタッフが盛り上がっていた理由

朝から米人達が盛り上がっている。

珍しい。一体なんだろうか。

輪の中に入って、何かあったのか?と聞いてみる。


差し出されたのがマクドナルドの1日限定セールのチラシ。ハンバーガーが50数セント、チーズバーガーが60数セント。昼には何をいくつ買うかでお互いに盛り上がっている白人のオヤジとオバサン達。

相変わらず幸せな人たちである。


と、バカにしながらもランチタイムには我慢できずにマクドナルドへ向かってしまった自分も情けないものだ。

駐車場は車が入りきらずにごった返し一般道まで大渋滞。店内はぶくぶくに太ったオッサンおばさんで大混雑。注文したままポケーとカウンターの前に突っ立ったままの怪物たちの合間をぬって店員の前に行く。

1人5個まで、という張り紙が見えた。制限一杯の5個頼むのもどうかなあ、しかもハンバーガーだけ注文するのもなあ、と、誰も気にしていない事を気にするのはやはり日本人。

ちょっと迷って、

「ハンバーガー2個とチーズバーガー2個」と注文。

嗚呼、小市民。

店員の後ろにおかれた机には山のようにつまれたハンバーガーとチーズバーガー。その数200〜300は下らない。店員は山の上から冷え切ったバーガーを手に取り、面倒くさそうに袋に入れて何も言わずにその場に置く。

ポテトも注文しようとしたが、たっぷりと作り置きされたポテトにおしゃべりしながら黒人がドボドボ塩を振っているのが見えて、それ以上注文する気にならずに店をさる。

店内にはハンバーガーとチーズバーガーをそれぞれの手に持って、一口ずつむさぼっては高笑いしている40代白人オヤジ4人組みが見えた。


これぞアメリカである。


Kyosuke