嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2005年04月18日(月) ドライバーを2本も破損させた1日

春の陽気に誘われて、昼から近所のドライビングレンジでゴルフの練習。

今年に買ったばかりのナイキのドライバーを振り上げて、ボールをたたこうとしたその瞬間、 「バチン!」という爆音が。
あまりに強烈な音だったので、周りの人は慌てて一斉にこちらを見る。自分も何が何だか分からない。

どうやら、自分の後方に立てかけてあったクラブ(これまた別のドライバー)に、ダウンスイングに入った自分のクラブヘッドが当たったようだ。
気がつくと、自分の持っていたドライバーはヘッドがなくてシャフトだけになっていた。

人間、パニックで訳も分からなくなると、何をするか分からない。
何を思ったか、自分は別のクラブを掴んで、何事もなかったかのようにそのまま練習を再開しようとしてしまった。

そこで、5席ほど前方で練習していたおじさんが、ドライバーのヘッドを持ってこちらに歩いてきた。
「これ、君のだろ。」
「だ、大丈夫だったでしょうか・・・。」

どうやら他人様に怪我はさせていないようだ。そこではじめて我に帰って冷静にドライバーをチェック。

1.自分が手にしたドライバーは完全にヘッドが吹っ飛んだ。
2.後ろに立てかけてあったドライバーも、このヘッドが当たったのか、スチールシャフトが真っ二つに折れていた。

お、俺は一体何をやってしまったのだ!わずか数秒で、2本のドライバーを駄目にしてしまった。1本は去年買ったもので、もう一本は今年買ったばかり。大ショック。

これがメーカー側の製造ミスなら補償してもらえるだろうけど、どうみたって故意ではないけど不注意による損失だからなあ。おまけに、日本のようなゴルファー保険なんてアメリカでは聞いたこともないし加入もしていないからなあ。

と、一瞬あきらめてけど、ここはアメリカ、言うだけ言ってみよう。
というわけで、今年ドライバーを買ったゴルフショップに車を走らせた。

店員に、シャフトとヘッドを見せて、「ここで買ったクラブだけど、メーカー補償受けられると思う?」と聞いた。原因も理由も何も言わず。
そしたら、「この用紙に名前と電話番号書いて。ナイキが修理してくれるから。」だって。

ラッキー! もう一本はしょうがないけど、一本はこれで助かるかも。それでも修理は2ヶ月くらいかかるから、その間はドライバー無しだな。といいつつ、またもや新品を買う気マンマンであった。

冷静に振り返ると、ヘッドが周りの人に当たらなくて本当によかった。ドライビングレンジでは注意しましょう。


Kyosuke