嗚呼!米国駐在員。 <目次>|戻る|進む
木曜の夜、取引先の人から電話。「チケット余ってるんだけど」 「イチロー席」と呼ばれるライト側は、さすがに日本人密集度が高かったようだ。自分は3塁内野席で観戦。それにしても、人気度今ひとつの両チームでは、せっかく天気のいい土曜のデーゲームというのに客が集まらない。当日券が余りまくりじゃ寂しいものだ。 1回の表、一番イチロー。 観客からのブーイングなど我関せずと、いきなりセンター前ヒット。結局この日は3安打。全身がバネのような身体でとにかく足が速い速い。打率もヒット数もメジャートップの“指定席”。満足満足。 対する井口は全く元気がない。何だか打席で迷っているようだった。3打席で音なしで打率も2割2分まで下がってしまった。これからこれから! 試合の展開は、両ピッチャーの調子がよく、2対0でホワイトソックスがリードしてテンポよく最終回へ。ブルペンの高津も準備万端。 先頭で3塁打を打ったイチローが戻って1点差。押えの高津が登場すれば、日本人観客からみて理想の展開だったのだけど、前日1アウトも取れずに2失点で降板した高津は当番の機会がなかった。 結局、2対1でホワイトソックス勝利。試合時間は、わずか2時間。マリナーズのヒットはイチローの3本だけ。何だかイチローは自分だけの世界に入っちゃってるように見えたけど、他の選手が不甲斐ないしチームが元気ないからそう見えるだけだったのだろうか。 イチローのような選手が、もしヤンキースのような常勝軍団に入ったとしたら、そこでどんなプレーが出来るかというのは実に興味があるのだけど、そんな話にはならないだろうか。 試合が終わり球場すぐ横の駐車場から車を出して、そのままハイウェイを走って40分で自宅。それにしても贅沢な環境だ。
Kyosuke
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