嗚呼!米国駐在員。
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2005年04月02日(土) |
ガソリン高騰はどこまで続く? |
NY原油が過去最高値更新し一時57・70ドルを記録した(記事)。 近所のスタンドではPlus(Regular)で、ガロン2ドル30までガソリン代が急騰している。2年前に赴任してきた時は確か1ドル80程度だったから、その間30%も上昇した事になる。 テレビをつけても新聞をつけても、連日ガソリン高騰が話題になっており「庶民のライフスタイルが変わるだろう」としている。
確かに、顧客の平均年収が3万5千ドル、顧客の2割が銀行口座を持たないというウォルマートなどは、売上げが思わしくないようだ。確かにこの層というのは、ガソリンの値上げがダイレクトに懐に響いて購買意欲に影響を与えるだろう。 一体、具体的にはガソリン高騰はどれくらいの金銭的負担になるのだろうか。 例えば、アメリカで売れているSUV、FORDのEXPLORERだと、満タンにするのに現在43ドルかかる。これは、前月比5ドル、1年前から比べると8ドルの上昇という。これだけ見ると、一見たいした事がない金額のように思えるかもしれないけど、自分からすれば、これはどちらかというと心理的に結構痛手なのだ。 自分の場合は、毎日通勤に自動車を使用。往復30マイル、約50キロ。週に一度、場合によっては週に2度ガソリンを入れねばならないのだが、その都度、「ああ、こんなにお金を使ってしまった。」と思わねばならない訳で、ガソリン代が高くなるにしたがって、たかだか通勤だけで何故自分の金銭負担が増えなきゃいけないんだ?という余計な感覚も合わさって本当に嫌な気分になる。よって、乗り合い出勤を増やしたり電車通勤に変えたりする人がアメリカで増えてきているという報道はとても納得が出来る。 ただ、電車やバスで通勤するのはアメリカではLAやNYなど大都市以外では難しい。
労働組合の海外担当、頼むよ賃上げ交渉。 まあ、例のごとく「日本でもガソリン代は上がってる」って会社側は言うのだろうけど、日本で毎日自動車通勤しているヤツがわが社でどれだけいるんだっての。
Kyosuke
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