嗚呼!米国駐在員。
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2005年03月11日(金) 「帰国」

日本最終日。
名残惜しくもあるようなないような気持ちで、東京から成田に向かう。

成田空港では、好きな本を好きなだけ手当たり次第に買った。そして、寿司屋では、好きなネタだけを好きなだけほおばって、最後の日本を堪能した。自分も贅沢になったものだ。

そして長時間フライト。案の定、機内ではほとんど眠れず。リチャードギアの「SHALL WE DANCE?」も3度も見るとキツイ。
シカゴに着いたのは金曜の昼間の事、それは日本時間で午前3時だった。よせばいいのに会社に寄ってしまって、書類で一杯の机の上をかたずけた。そして、夕方4時に完全に電池切れの朦朧状態で会社を後にした。

いつも思うのだけど、こうして異国にある自分の日常に戻ると、つい先日までの出来事が嘘のような気になる。次に日本に行けるのはいつの事だろうか。と、いいつつ、アメリカの我が家が一番ほっとする。

そして、不思議に思う。一体、自分にとって「帰国」とは、日本を出るとき、もしくは、日本へ向かう時、どちらのことなのだろうか。


Kyosuke