嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月26日(水) |
レディファーストを運転にまで持ち込むな |
アメリカで生活する上で無視出来ないのが、「レディーファースト」。レストランでもショッピングセンターでも、女性を先に通してあげる。スポーツジムの入り口を見ていても同じだ。これをやらないのは、アジア人くらいのものか。よく見ると、自動車に乗り込むときでも助手席の女性を先に通してから、運転席に入る男性も珍しくない。
対する女性も実に慣れたもの。 日本みたいに、「いえいえ、あなたこそお先にどうぞ」みたいな譲り合いは一切ない。アメリカの女性は道を譲ったこちらなど見向きもせずに、スタスタと先に歩いていく。
いつだったか、日本から出張に来た本社のお偉いが、アメリカに駐在している女性社員が日本に一時帰国した時の事を話していた。
「彼女、エレベーター降りるときに、俺の事気にもせずにスタスタ先に出てくんだよなあ。やっぱりアメリカにいるとそうなっちゃうんだよなあ。」
まあ、このオヤジもいい年こいてつまらん事にこだわるなあ、と思ったのだけど、なるほど、確かに日本では、“ホテルのボーイのようにエレベータの開ボタンを押して、目上の人を先に通す”のが部下の正しい振る舞い方なのかもしれない。
この習慣も慣れてしまえば全く苦にはならないし、実にスマートで気持ちいいものとは思うけど、車の運転もレディファーストと勘違いしているかのようなオバサンも多い気がする。働く女性が多いのはアメリカの特徴であり、朝の通勤者の運転手は半分が女性のような気がするのだけど、強引に割り込んでくる車や後方確認もろくにせずに自分勝手な運転をする車の運転手を見ると、これまた女性である確立が実に多い。
単に運転が下手なだけだろうか。 いや、常にレディファーストで人が道を譲ってくれる事に慣れきった女性が、車の運転にもそんな意識を持ち込んでいるように思えてならない。
こちとら運転手の性別を見ながら運転している訳じゃないんだから、もう少し気をつけてもらいたいものである。
Kyosuke
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