嗚呼!米国駐在員。
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2005年01月27日(木) 現地採用日本人に “喝!”

今日は珍しく取引先を怒鳴りつけた。

相手は日本人。とある問題が起きて、某日系企業の担当窓口であるその男に状況を確認したところ、「それは私ではどうしようもありません。私に言われても困ります。」と、アメリカ人のような事を抜かしやがった。
「うちはお宅の会社と契約している。責任持って調べてくださいよ。」とつき返したけど、相手はなんと、「アメリカの商売とはそんなんじゃなくて、うんぬんかんぬん・・・」と逆に説教を垂れ出した。

温厚な(?)自分も黙っていられなかった。
「これ以上アンタと話しても埒があかない。もういいっ。」 
ガシャッ。

こちらも相手が日系企業の日本人であり、多少甘えがあったかのかとも思い自己を振り返ったけど、どうみてもこちらに非は無かったように思う。
ちなみにこの男、アメリカの学校を出てそのままこちらで就職した、いわゆる「現地組」である。現地組のほとんどは日本で就職して働いた経験がないのだけど、日本から派遣された駐在員と同じようにきめ細かな仕事をしている人も多い。従い、こちらも駐在だとか現地採用だとか、全く何の区別もなく接触するのだけど、コイツだけは違う。

前にも一度、非常に対応が悪くて日本の親会社に文句を言ったところ、親会社から丁重な侘びがきた事があった。こちとらそんなものが欲しくて文句を言ったのではない。しっかり指導して欲しかっただけである。

価格メリットのある米系企業ではなく、何故高い人件費を抱える日系企業を取引先相手として起用するのか?

言うまでも無い、我々にとって日本と同じきめ細かなサービスを得られるという安心感があるからである。アメリカに来て実感するのは、相手が日本人という安心感なのである。それなのに、仕事の範囲に線引きするような、都合いいところだけアメリカ人になって、どうするんだっての。

次はアメリカ人と英語でここまでやり合ってみたいけど、それは何年後の話しやら。はは。


Kyosuke