嗚呼!米国駐在員。
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今日は(1/17-Monday) マーチンルーサーキングJrの日。 由来はよく分からないし調べてもいないのだけど、うちの会社は祝日。ただ、祝日にならない米企業もかなりある。
朝、自宅でメールをチェックしていると、またまた本社の「やや」お偉いから嫌なメールが届いており、一気に気分が悪くなる。出世欲バリバリのくせに未だ中途半端な管理職のこのオヤジ、駐在経験は確かに豊富だけど、いわゆる先輩ズラというのだろうか。自分がアメリカにいた20年前の古い経験だけを頼りに、考えをおしつけるものだから、話が進まない。こちとら、最新の情報を取るためにこうして現地で駐在しているのに、その話を頭から否定して聞く耳をもたない。
当然のように状況は日々変化しており、そのスピードは速いのだけど、このお方はその変化についていけないのだろう。そして、ついていけない自分を認めたくないのであろう。最後の手段として、年下に対して威圧的にモノを言うしかないのである。
自分も、あまり独りよがりにならないようバランス感覚を常に忘れないように心がけている。特にこうして組織から離れて海外に駐在しているのだから、それは常に頭に入れているのだけど、それでも全く論理にかけた頭ごなしの物言いをされるとカッとくる。
なんで「お話にならない」と言われなきゃならないのだろうか。
気分がむしゃくしゃして、スポーツジムへ行き汗を流すも気分転換出来ない。たまらず夜になって、東京本社に電話をした。電話の相手は、そのボケオヤジの部下に当たる私の先輩。約40分、言いたいことを聞いてくれて、かなり気分が晴れた。
結局は駐在員というのも大きな母艦(日本の親会社)から派遣されただけ。所詮は海外では孤独でちっぽけな存在であり、仕事のストレスを分かち合う気の合う仲間も日本にいた時ほど多くない。 また、時差があるためにその場で話し合いも出来ないので、今日のようにモヤモヤを抱え込むことももよくある。
自分の場合、ストレスの相手は決まって社内だ。取引先などは、やはり利害関係がからむもの、という意識があるからだろうか、どんなに不本意な事態が起きてもストレスにはならない。
何故社内のやりとりに限って不平不満が多いのだろうか。社内というのは誰もがベクトルは同じであるべき、というようなおかしな意識(期待)があるからだろうか。どこかで、俺はお前達(本社)の為に海外に出て働いている、もっとよく見てくれよ、という甘えがあるのだろうか。いや、そんなもんはないつもりなんだけどなあ。
Kyosuke
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